御神楽尾根上部から
ネットで見つけた地元の方の記録を参考に、前回の材木尾根と同様、八ヶ岳高原道路から取り付いてみた。
八ヶ岳横断歩道15標識 9:35 - 9:38
八ヶ岳横断歩道16標識 9:47
展望台 10:00 - 10:15
十二山尾根合流 11:42
前三ツ頭 12:30 - 12:57
天女山 14:25 - 14:28
甲斐大泉駅 15:15
取付きから5分ほどの施設から道に出るまでの間と、展望台から前三ツ頭までが登山道の無い区間。
展望台から十二山尾根に乗るまで1時間27分かかっているが、展望台にある御神楽岩の通過にだいぶ手間取ってしまった。
甲斐大泉駅からタクシーに乗り、こないだの材木尾根と同じように、事前にグーグルマップで見つけた取付き付近で降ろしてもらう。
未舗装の車路と電柱が奥へ続いている。
たぶんこの先に何かの施設があるんだろうなと思っていたら、案の定、何の施設かはわからないが小さいコンクリート製の建物が現れた。
この建物で道は終わり。
そのまま建物の横を突っ切って笹藪へ分け入っていく。笹の高さは脛ぐらい。
笹ヤブが終わり、歩きやすくなったところでテープを発見。でも道型は見当たらない。
この花を多く見かけた。すごく小さい花だ。
また笹薮。下に倒木が隠れていたりするのでちょっと気を使う。
笹にうんざりしだした頃、左下から上がってきた立派な道に合流。この前の材木尾根とまったく同じパターンで、ちゃんとした取付きが尾根の左手(西側)にあるんだろう。
山と高原地図には載っていないが、この辺りには高原道路から八ヶ岳横断歩道へ繋がる、こんな作業道兼ハイキング道が多くとおっている。
道沿いに観音像があった。
八ヶ岳横断歩道の15番標識のところに出た。
ここから次の16番標識まで、しばらく遊歩道を歩く。
16番標識に到着。歩道はここで右折だが、御神楽尾根へは真っ直ぐ進む。展望台と書いてある方へ。
だんだんと傾斜が増し、土が火山礫に変わってきたなというところで展望台に到着。
展望台はこの辺りによくある砂礫地で、背後には大岩が立ちふさがっている。
これがたぶん御神楽岩だろう。
少し休憩して出発。
パッと見て岩の左側が行きやすそうに見えたので左に進んだが、う~ん、ちょっと違うか? 行きつ戻りつを繰り返したあと、なんとか先へ抜けたら崖に当たってしまった。
となるとこの岩を超えていくしかないが、唯一の抜けれそうなところは二本の頑丈な木がはばんでいる。何度か試行錯誤した後、うまくその木の裏に上がることができ、無事御神楽岩の上に立つことができた。
御神楽岩の上から展望台を見下ろす。25分かかった。
参考にした記録に、この尾根は小中学生の登山で良く登られていたとあったので、巻道があるんだろうという頭があった。
僕が選択した岩の左からのアプローチはとても子供が気楽に歩けるルートじゃなかったので、右が正解だったんだろう。いつか確かめてみなければ。
僕が選択した岩の左からのアプローチはとても子供が気楽に歩けるルートじゃなかったので、右が正解だったんだろう。いつか確かめてみなければ。
岩の上から先はこんな感じ。
ここからは特に問題なし。
ここからは特に問題なし。
トンボは岩の上が好きなのか、僕が近づいてもなかなかどかなかった。どいてもすぐに戻ってくる。
砂礫と笹藪が交互に出てくる。道跡全くなし。
これケルンだよな。
地形図の土がけ記号のところ。
この手前あたりから傾斜がきつくなり、笹藪と土がけを縫うように歩いた。笹藪が歩きづらくなって土がけに逃げてといった感じで。
傾斜がますますきつくなり、足元が見えないのと笹がのしかかってくるような感じなのとでだんだんうんざりしてくる。登るにつれアザミが多くなり、ネチネチ刺してくるのもいやらしかった。
十二山尾根までもう少し、最後の踏ん張りどころというところで驚愕! 踏み跡に当たった! 笹に覆われてはいるがしっかり固く踏まれている。踏み跡というよりれっきとした道だ。今までどこに隠れてたんだ? 右から来てそのまま斜面を横切っていく。
僕は尾根の左はじを直登してきたが、それだと傾斜がきついので、本来の御神楽尾根の道は尾根の右側の緩いところを、なるべく楽に登れるようにつけられているのかもしれない。
これはまた探索にこなくちゃいけないか? う〜ん…。
十二山尾根に乗った。
前回も見た標識の残骸。あのまま御神楽尾根を直登していたらこの辺りに出てきたのかもしれない。
南ア方面
前方の前三ツ頭方面
右手の金峰山方面。すぐ手前の赤錆び色の尾根が材木尾根だ。
懐かしの馬の背に到着。ここは風が強い。
手前にある岩のかげで少し休憩。
馬の背を渡り切って樹林帯に入ったところにあるイワカガミの群生。
この尾根の上部はイワカガミがとても多い。
岩がごろごろしてきて
12:30 前三ツ頭到着。
十二山尾根方面に少し戻ったところで岩に腰掛け昼食をとったあと、天女山への道から下山にかかる。
最後舗装路を歩いていて、天女山入口交差点を過ぎた辺りで右の林の中を見ると石碑のようなものがあった。旧道の跡だろうか?
本日も無事終了。
十二山尾根は道はないけれど迷うところはなかったし、材木尾根は踏み跡があって遺構も多かった。
登りのきつさはどれも似たようなもんだけど、御神楽岩の通過に手間取ったのと笹藪の多さで、今回が一番苦労した。御神楽岩ではもう帰ろうかと思ったし。
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