鈴ヶ尾山手前付近
コンビニ 704
稜線 806
九鬼山 852
大ビラ山 930
871m 944
高指 1035
鈴ヶ音峠 1102
突坂峠 1116
鈴ヶ尾山 1214
597m 1312
幡野入口バス停 1338
この日のメインは突坂峠から鈴ヶ尾山を経由して幡野入口バス停へ至る破線部分。
九鬼山から突坂峠までが植林のつきまとうあまり面白みのない道なので、似たようなもんかさらに植林まみれかもと危惧していたが、実際は雑木が主体の、また再訪してもいいなと思える気持ちいい尾根だった。
今回は未踏のまま残っていた札金峠へ乗り上げる道から九鬼山に向かうことにしていた。これで登山地図記載の九鬼山がらみの道で西側は全て足跡がつくことになり、残すは東側の朝日小沢から九鬼山への破線のみとなる。
振り返ると富士山が朝陽に照らされていた。
今の時期は7時頃がもっとも気温が低く、この写真を撮った7時半頃の気温はマイナス4度だった。沢にも氷がはっている。
直近で積雪はなかったはずなので大丈夫だろうと思っていたが、九鬼山直下の長いトラバースが少し気になっていた。雪が積もって凍っているようなら尾根を直登しようと考えていたけど、まあたぶんそこまではないだろう。
沢沿いに続いていた林道もここで終わり。左の斜面へ入っていく。
なかなかの抉れ具合で昔からある峠道なんだなと実感させられる。 札金峠を越える道も歩いてみたいとは思っていたけど、それだけだと短すぎるので他の道とどう組み合わせるか迷ってそのままになっていた。今回峠の西側は歩くので、いつか機会を作って東側の残り半分を歩いてみたい。
地図を見ていろんな道どりを検討するのは楽しいことだけど、僕の場合やりすぎて煮詰まってしまうことも多い。検討して比較して悩んでとするうちに日付をまたいでしまい翌日の山行を取りやめにしたことも何度かあって、そういうときはやはり落ち込んでしまう。
今回も、最初のうちは東側の破線とか南側の尾根なんかも検討対象に入れて考えていたけど、早々に見切ってこのルートに決めることができたので前夜は余裕を持って床に入ることができた。毎回こうありたいとほんと思う。
稜線のわずか手前で道が二手に分かれる。札金峠、御前山方面に行くならここを左、九鬼山へ直行するなら右。
赤線を繋ぐということを重視すれば左に行くべきだけど、めんどくさかったのでまっすぐ右のほうへ足が向いてしまった。
薄暗い植林帯から明るい稜線へ。気持ちが高ぶる。
いい感じ! こういう冬枯れた尾根の景色が大好きなので気分が盛り上がる。
危惧していたトラバース。これなら大丈夫だ。
トラバースが終わり、東からの尾根に乗ったところで出てくる朝日小沢分岐。いつかここも歩いてみたいが、この植林の風景が気分を萎えさせてくれる。下までずっとこんな感じなのかな? でもいつか歩こう。
トラバースが終わるとロープの張られた急登が続く。
九鬼山到着。ひとりじめだった。山頂からは雁ヶ腹摺山や白谷ヶ丸など北側の眺めがいい。
富士山も見える。でも2012年にここに初めて来たときは富士山は見えなかった気がする。あれから切り開いて見えるようにしたのか、僕がその時見落としていたのか。
山頂の少し下に富士見平というのもあるけど、富士の眺めはこことあまり変わらない。何と言っても天狗岩からの展望がこの辺りでは随一だと思う。
ここから鈴懸峠と書いてある方向へ行くのだけど鈴懸峠って鈴ヶ音峠のことなのかな? それとも別にそういう名前の峠があるんだろうか? 帰ったら調べてみよう。
倒木多いな。
前回歩いたのは5月だったので草木が元気に生い茂り展望はあまりなく、植林の多い印象もあってここはもう来ないでいいやと思ったのだけど、今回は葉が落ちているためそこそこ明るさがあり、景色もわずかではあるが見えたのでそんなに悪い印象は受けなかった。
大ビラ山。
大ビラ山から871mへ向かっていると、左にネットで区切られた植林が迫ってきてちょっと雰囲気が暗くなる。この植林とネットは871mの少し先の朝日小沢分岐まで続く。
前回歩いた時は871m付近の道が草木の繁茂で少しわかりづらかったが、今回はそういうことはなかった。
871mから少し下ったところで朝日小沢への分岐が出てきて、植林とネットもここで稜線から外れていく。朝日小沢への道はネット沿いにつけられているのかもしれない。
この標識の文字が2016年に来たときよりだいぶ掠れていて、高畑山の文字はもうほとんど読めなくなってしまっていた。
これは2016年5月に撮った同じ箇所の写真。
アップにしないとわかりづらいが、取り付けられてそれほど経っていなかったのか、文字がはっきりくっきりしている。
今度来ることがあればペンを持ってきて上書きしておこうかな。
だいたいこの道はどちらかに植林が迫っている。
高指通過。
桐木差山。
車道が乗越す鈴ヶ音峠へ出る。
ここは少ないながらも車が行き来していて、前回は道端で弁当を食べていたら2台ほど通過していったし、今回も峠に降りる直前に車が通り過ぎる音が聞こえた。
目の前の法面の切れ目から鈴ヶ尾山へ取り付いてもいいのだが、より緩やかに登れそうな突坂峠経由で向かうことにした。
で、しばらく車道を東に歩くとこんな分岐が出てくる。山と高原地図だとここで左へ進むよう描かれていてそれらしき標識もあるんだけど(以前は高畑山を指す私製標識もあったが消失していた。今は大月市作成の鈴懸峠を指す標識があるのみ)、その標識の向かいにこんな看板があって迷ってしまう↓
おまけに道はチェーンで通せんぼしてあるので、本当にいいのかと思ってしまうがあってる。
少し行った鞍部にはお地蔵さんが置かれていた。ここが本当の突坂峠ということか。
ここから北西の尾根へ降りていくのだが、一旦西の尾根に入ってから、トラバースして北西尾根に乗り移るので少し注意が必要、と言ってもそのまま北西尾根を下ってもいいのかもしれないが。
すると左手に道があらわれる。あとでGPSの軌跡を見たら、道があらわれたのはちょうど北西尾根と西尾根が分かれるあたりだった。この道を進むと自然と西尾根に導かれる。
ずんずん下っていくとロープの張られた通せんぼに行き当たる。木に掛けられた標識には幡野入口バス停と書かれていて、右を指している。
北西尾根に戻る。
気持ちいい尾根歩きが続く。麓に降りる直前までほとんど植林は出てこなかった。
最後植林帯に入るとお社があらわれる。横にはなかなか立派な大木が立っていて、近くにしめ縄の巻かれた大岩もあった。
さらに下っていくとまた別のお社っぽい建物が出てきたが、さっきのと違い廃屋のような雰囲気だった。
防獣ネットを開けて出て少し行くと、民家のすぐ上で道がふたつに分かれていて、左に行ってみたところ民家に突入しかけたので戻って右の道へ降りた。写真のように人んちの敷地内にしか見えないので抵抗を感じるがここしかないので行くしかない。
振り返って撮った写真。写真真ん中の坂を降りてきた。標識はないのでこっちから来たらまずわからないと思うし、分かっていたとしてもちょっと入りづらい。
道なりに降りていき、この橋を渡った正面に幡野入口バス停がある。
橋を渡ったところにあった標識。甲弓山とはなんぞや?
帰って調べてみたら、ひとつ東の尾根にある山だった。
周辺図↓ 青線がGPSの軌跡。
猿橋駅まで歩く覚悟だったが、15分ほど待てば13時54分発が来るのでバスに乗って帰ることにした。
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