2016年3月6日日曜日

2016.2初旬 鶴ヶ鳥屋山撤退 唐沢橋−恩六二九石標−近ヶ坂橋



クマと思われる足跡。急斜面を登ってきて木と木を繋いで歩いて、また急斜面を降りていく。



初めての鶴ヶ鳥屋山。山と高原地図で破線表記の唐沢橋から行ってみる事にした。
ローソン8:24→唐沢橋8:42→9:20取り付き9:34→11:32恩六二九石標(撤退地点)11:35→12:25近ヶ坂橋12:35→13:09初狩駅




初狩駅から出たとこのローソンで買い物を済ませ、国道20号を西へ向かう。鶴ヶ鳥屋山がぴょこっと顔を出していた。


昭文社地図には唐沢橋から左に入っていくよう書かれているので左側を伺いながら歩いてると、左に入る舗装路と、首塚と書かれた標識が目に入ってきた。
首塚ってなんだろ? 鶴ヶ鳥屋山とは書かれていない。右を見ると目印の唐沢橋バス停があったのでここだと思い左折した。


線路の向こう側へ行くために中央線の下をくぐって行く。水路を兼ねてて、真ん中を水がちろちろ流れていた。

くぐった先からは除雪されてないので、くるぶしぐらいまでの雪が積もった林道歩きになる。


そのまままっすぐ行くと首塚を示す標識が立っていた。ちょっと寄ってみよう。

小山田信茂の首塚らしい。この前大河ドラマでやってたなあ。


分岐迄戻りチェーンスパイクを装着。沢沿いの林道を進む。
子供ひとりと大人ひとりの足跡が続いていた。親子で散歩だろうか。

堰に当たると林道は沢から離れ右へカーブしていく。ふじしま橋と書いてある橋を渡ったところでふたりの足跡は消えた。
林道はそのまま尾根末端へ向かっているが、橋を渡った左にあるゲートの脇を入ってみた。



ゲートを超えて上がっていった所に植林帯の中へ入っていく道があった。標識は無い。
とりあえず見送って100mくらい先へ進んでみたが、足の置き場に困るくらい鹿の糞だらけだ。今の時期は人が来ないので寝床にしてるんだろう。登り口も無さそうなのでさっきの所まで戻って入ってみることにした。



植林帯の中にジグザグ道がついている。
途中右と左に分かれる所があって、左は暗い植林帯のトラバース、右は尾根上に出そうな感じなので右へ向かうと日当たりのいい尾根に出た。

ここから踏み跡薄い急登で、所々木を掴んで登るほどだった。


740mのコブ手前はちょっと藪がちだが、テープが頻繁についている。
テープに導かれ左から巻くようにコブに乗り上げると、来た方を示して初狩駅→と標識があった。尾根が分かれる所なので左→×とも書いてある。ただ見た限り左(登ってきた方から見ると右)の方は松の若木がびっしり生えていて人が通れそうな感じには見えなかった。




歩くうちに雪が深くなってきてくるぶしが埋まる位になっていた。深いとこで脛くらい。人の歩いた跡は全く無い。
鹿や小動物の足跡はたくさん見た。

この辺から靴の中が濡れてきてしまった。
前に谷川岳に行った時に朝露で中をビショビショにしてしまい、防水膜がダメになってるのは分かってたんだけどうっかりしてた。

だんだん熊と思われる足跡をたくさん見るようになった。大きさは人の足跡ぐらい。
冒頭に書いたように、ちょっと人は登れそうにない斜面を上がってきてそのまま尾根を横切っていたり、しばらく尾根上を木から木へ歩いてたりと自由自在だ。食べ物を探しながら歩くクマの姿が頭に浮かんできて微笑ましく思いながら歩いていたが、左下からザザザザッと大きい音がしてヒエーッと思う。正体はわからなかったが、ここからはクマ鈴をじゃんじゃん鳴らしながら歩いた。声も出した。


足がびしょびしょで冷たくてしょうがない。引き返そうかとも思ったけどなんかクマに会いそうで気が進まない。それにせめてこの破線の区間だけでも歩いておきたかった。
実線の登山道へ当たればトレースがあるだろうからそこまでは行こう。

昭文社地図にヒノキ植林と書いてあるところ。右は自然林だ。この道は全般的に雑木が多く、新緑か紅葉時にまた歩いてみたいと思った。


足が冷たいのとクマへの怯えを抱えながら分岐までの最後の登りに取り付く。
ここから人のものと思われる足跡が付いていた。最初熊の足跡かと思ったけど整然と分岐目指して歩いてるからたぶん人だ。恩六二九石標から一旦降りてきて引き返したのかな。


やっと恩六二九石標の分岐に着いた。来た方は難路と書き込んである。んーやっぱり雪の無い時期にまた来てどういう難路なのか確かめてみたい。


ここからは実線の登山道を近ヶ坂橋へ下りる。急な下りだけどトレースもあって楽だ。日当たりがいいのでしばらく下ると雪が無いところも増えて、足の冷たさも感じなくなった。


あっという間に林道へ降り立つ。標識に従って沢を渡って対岸の林道に立った。ここからはのんびり歩きだ。

登山口が見えてきた。

登山口で一旦荷を降ろして休憩。横を車が時々通っていく。
今回は残念な感じだった。ちゃんと準備をしてまた来よう。





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