2016年4月11日月曜日

2016.3中旬 本社ヶ丸北尾根ー鶴ヶ鳥屋山



笹子駅8:53→黒野田林道分岐9:51→取付き9:54→10:47P1245付近11:03→12:10本社ヶ丸12:41→角砥山13:31→14:31鶴ヶ鳥屋山14:41→16:40初狩駅




本社ヶ丸北尾根は、コース中盤辺りの1245mくらいまでは植林メインだが、上部は自然林で特にブナが多い。といっても三頭山のような爽やかさは感じず、なんだか荒れて殺伐としたところだった。
北尾根上部は急な上にジュクジュクして滑りやすく、足裏はちゃんと地面を掴んでるのにずるずると地面ごと滑ってしまい苦労させられた。いつもそうなのか雪解けの季節だからなのかはわからない。
踏み跡は1245m付近と上部以外は、藪がちなところでもしっかり付いていて、踏み跡の薄いところには過剰な位マーキングがあった。



笹子駅を出て国道20号を西へ向かい、本社ヶ丸、清八山の標識に従って左折し、道なりに進んでいく。
トンネルをくぐって、小さい運動公園みたいなところやリニア関係と思われる工事箇所なんかを左に見ながらしばらく舗装路を歩く。


分岐を1本見送り、次の林道分岐を左へ入る。右に変電所があるところ。


林道に入ってから数えて二つめの尾根がおりてくるところ、このゲートの脇から取り付いた。
でも後で左からの道と合流したので、多分この先の方に、もっと歩きやすい取付きがあったんだと思う。


斜面を登って尾根上に出ると、左手に白樺林が広がっていてちょっと驚く。


右が植林、左が自然林という境界上に踏み跡が付いている。植林作業の道かな?


ちょっと行くとこんな藪っぽいとこもあったがそんなにひどくはなく、踏み跡はしっかり付いている。
藪っぽいとこを抜けると左にまだ白樺林が続いていて、合間にピンクリボンがポツポツ見えた。どうもあっちから上がる道があったみたいだ。
しかしこれだけ広範囲な白樺林があるなんて驚きだった。知らないことってまだいっぱいあるんだなぁ。


あっ黒階段がある。左から巡視路が上がってきていて、ここでその巡視路に合流したということか。


左手に鉄塔が見えてきた。尾根を外した窪地に建っているので寄らずにまっすぐ進んだ。


がここは少し苦労した。踏み跡の無い急坂で、草木が繁って登りづらい。
うーんもしかしたら鉄塔周りでちゃんとした道があったのかな?


急坂を登りきったら歩きやすくなった。


と思ったらすぐに藪だ。ありやーと思ったが入っていくしかない。


でも入ってみたら大したことはなかった。しっかりした踏み跡があってマーキングもあった。


これは何の跡だ?クマなのか鹿なのか。


藪がちな道が続く。1245mへの屈曲点あたりで植林帯を抜けて雑木が広がるが、灌木が多いせいか殺伐とした感じを受けた。
1245mの三角点は発見できなかったがだいたいこの辺だろうと思われるところで休憩をとった。林業の赤ペンキで書かれた目印がやたら目につく。
1月に歩いた寿駅北側の尾根に殺伐具合が似ているなと思った。


上部に行くに従ってブナが増えてくる。でも相変わらず殺伐とした感じを受けるのは暗い北側斜面だからか、灌木、倒木が多いからか。


こんな感じの結構急な斜面。踏み跡はわずかだけど赤い塗料で木に書かれた目印がいっぱい付いている。
問題は、すごく滑りやすいぐずぐずな土質なことで、しっかり乗ったと思ってもずるずる滑ってしまう。雨と雪がまだ表面にグジュグジュと残っているような感じだった。北面だから乾燥しにくいのかな。


こんな風に何度も足を滑らせた。


稜線の道に合流。正面にこの看板があった。
しかし今の道を下るのはやだな。絶対滑る。


12:10 本社ヶ丸着。
北から西にかけて気持ちのいい景色が広がっている。


でも南側は雲が覆っていて富士山は見えず。三ツ峠の暗い北面があるだけだ。

食事を摂ってゆっくり大菩薩方面や甲府方面の眺めを堪能した後、出発。
所々残っている雪に気をつけながら下り基調の道を行く。


角砥山の分岐。ここからヤグラの辺りまでは始めて歩く。


ヤグラだ。


船橋沢分岐先のコブのところ。2月に逆から来た時はここから下ったんだ、と覗き込んだけど、あれ?こんな藪っぽかったっけ?
もっと開放的な明るい尾根だったと記憶していたけど。。。
しかしあの下りはほんと気持ち良かった。


幾つかのアップダウンをこなして、14:31 鶴ヶ鳥屋山。
船橋沢分岐からは細かいアップダウンが連続してきつかった。


鶴ヶ鳥屋山からの下りは急だ。


ここをまっすぐ行くと林道上に出て行き詰まるので左折。テープが付いている。


ロープの張られた斜面を降りてきて林道に立つ。2月に来た時はここを登れなくてチェーンスパイクを付けたんだった。階段だったのか。
2月に来たとき切れかかっていたロープが、新しいものに交換されていた。


林道を少し都留側に進んでまた山道へ入る。ここはトラバースしてから尾根に乗るんだけど、この前来た時はシリセードで直下降したんだった。


恩六二九石標の分岐から唐沢橋方面を見下ろす。またここを歩くことはあるんだろうか。クマの足跡がたくさんあったからなぁ.....。


今日は下はずっと晴れ間が見えていた。


これまで一度も登った事が無かった鶴ヶ鳥屋山にひと月程の間に3回も来ることになるとは思わなかった。展望はそれほど無いけど、静かでいい雰囲気の山だと思う。
本社ヶ丸北尾根はもう歩きたいとは思わないな。この稜線の北側には他にも目をつけてる尾根があるんだけどどうしようか。






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