2014年8月11日月曜日

2014/7下旬 韓国岳



えびの高原駐車場から見た韓国岳。
別の角度から見るとお椀みたいに穏やかな半円に見えるが、こっち側から見ると火口の左のとんがりがアクセントになって良い形だなあと思う。



駐車場10:03 - 11:22韓国岳12:03 - 12:51硫黄山12:55 - 13:15駐車場


えびの高原の駐車場に車を停め(確か500円)、駐車場の端から舗装路をしばらく歩く。

 沢を渡り

またしばらく舗装道を行く。雲がかかったりちょっとだけ取れたりしてる。


韓国岳登山口の標識を過ぎると硫黄山という小高い盛り上がりがある。
周囲は茶色い土だがここだけ白っぽい。

この辺りは灌木というか草のような物しか生えていないが、この先から樹林帯になる。




歩き始めて40分。うっそうとした樹林帯を抜け灌木帯になる。

赤茶けた土と岩の道。
たくさんの人が登っていて人気のある山なんだなと思う。小さい子供連れの家族から高齢者までまんべんなく歩いている。

五合目の標識が建っている少し広めの広場に着いた。登り始めて50分ほど。一合目ごとに標識が建っていた。
頂上迄の間でここが一番広い休憩場所。

えびの高原を見下ろす。
左に見える赤い屋根の辺りが駐車場とレストランなどがある所。
高原状になっている中を道が蛇行していて、路肩のスペースに駐車している車が見える。この山に登る人は路肩に車を停める人が多いみたいだ。登山口に近いしタダだし。
僕は最初からレストラン1階の店で買い物する予定だったのでそのそばの有料駐車場に停めた。このお店はなぜか今治タオルが豊富に置いてあって、前に来た時数枚買って帰ったことがある。今回も2枚購入した。
昔はこの高原のいたるところから煙が出て硫黄の匂いがしていたらしいが、今は見る事ができない。えびの高原から下っていった霧島温泉では今でも白煙がいくつも上がっているのを見る事が出来る。

少し右に目をやると登山口そばの硫黄山が見える。


五合目を出発。
韓国岳は1700m程の標高しか無いが高山チックな風景だった。五合目で標高1500mちょいくらいだが高い木は生えていない。なんでだろ。この前登った滝子山と標高はあまり変わらないけど景観はずいぶん違う。滝子山は里山の範疇に入ると思うが韓国岳は里山とは言えない。里からは遠いし火山だし高山風味の山だ。


1600m付近。火山ぽい岩の道。


 1650mあたりで火口のふちに出る。


ここからは火口のふち沿いになだらかに歩く。
火口側は崖なので柵やロープが設置されているが、ところどころ火口をのぞける所もあった。


山頂。たくさんの人が周囲の岩に腰を下し食事している。
駐車場から1時間20分程しかたっていないのであっけなく着いた感じ。 


火口側


火口を背に正面に大浪池。

ねばっていたら新燃岳が少し見えた。でもまたすぐ雲に隠れてしまった。高千穂峰は全く見えず。見える気配もなかったので下山にとりかかる。


大浪池への分岐。赤リュックの人が歩いていくのがその道。








硫黄山に寄っていこう。

硫黄山頂はなだらかなすり鉢状になっていた。

硫黄山より韓国岳。こっちから見ると左の峰のほうが存在感があるが山頂は右の峰。
真ん中の鞍部が火口の切れ目で、たぶんそこからこちらに向かって溶岩などが流れ出てえびの高原を作ったんじゃないだろうか。


観光センターに貼ってあった写真。
最奥が高千穂峰。かっこいい。
真ん中上の大きい火口の冠雪した山が韓国岳。斜面が崩壊した右側の縁に沿って登山道が見える。富士山のように裾野への線がきれいだ。
真ん中茶色い大地がえびの高原で、そこに白くちょんとあるのが硫黄山。
手前に池がいくつかあるがここは池巡りのなだらかなハイキングコースになっている。
こう見ると噴火口だらけって感じだ。


舗装路を駐車場へ向かう。
登ってくる人と少し話しをした。前は山頂から桜島や開聞岳が結構見えていたがここ数年はあまり見えなくなったそうだ。晴れていても薄くベールがかかっているような感じで、冬でもすっきり晴れ渡る事が少なくなったとのこと。


錆色の沢。


駐車場から見る韓国岳。良い形だ。


往復2時間半ほどのゆるやか登山だった。小中学生くらいの学校登山に向いているんじゃないかな? でもあの火口から落ちる奴が出そうな気もするな。

あの左の峰に登ってみたいなと思い、火口にも降りてみたいなと思って帰ってから調べてみると同じような事を考える人は多いようで記録が続々と出てきた。でも次に来る事があれば高千穂峰だ。





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