2014年10月1日水曜日

2014.9上旬 白馬三山 2日目:白馬大池山荘〜白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳〜鑓温泉




3時半頃目が覚めた。あれ、雨音止んでる? と思いながらトイレに行くため外に出ると、降ってはいるがだいぶ雨脚は弱くなっていた。


トイレから戻りまず水を飲む。それからコーヒーを少しずつ飲み、再度湯を沸かしスープを飲み、昨日の残りのアルファ米を食べる。
しばらく様子を見たが雨が止む気配は無いので雨具を着て出発。



  5:32 山荘発
  7:09 小蓮華山  休憩16分 07:25発
  8:06 三国境   休憩10分 08:16発
  8:58 白馬岳   休憩5分   09:03発
  9:13 白馬山荘  休憩46分 09:59発
11:01 杓子岳分岐
11:19 杓子岳   休憩12分 11:31発
12:40 鑓ヶ岳   休憩3分   12:43発
13:08 鑓温泉分岐 
14:56 鑓温泉

休憩多いな。。



北側から絶え間なく雲が流れてくる。稜線に出たら雨も風も強まった気がする。


大池を振り返る。


もくもくと歩くしかない。晴れていればどんな景色だろう。


小蓮華山着。

ここでひと休みしてる内にガスが取れてきた。よし!


ようやく見えた景色に圧倒されそうになる。

雨も止んだので雨具を脱ぎ、周りの景色をじっくり見てゆっくりしてから出発。景色全開とはいかないがさっき迄より全然いい。




三国境より。 
美しい・・・こんな素晴らしい所だったんだ。

日本海が近く見えるのにちょっと驚いた。



来た方を振り返る。あのガスってた区間、また晴れてる日に歩きたいなあ。


白馬山頂辺りはガスがずっとかかっていて取れそうな気配はない。
でも雨が止んだだけましだ。


白馬山頂。これが強力伝に出てくる風景指示盤か。。。 
187キロ程の花崗岩を2個、大雪渓から担ぎ上げたというが全く想像の範疇を超えている。


山頂はガスの中なので早々と白馬山荘目指して下ることにした。
10分程で到着。食事を注文したいなと考えていたが時間が早くまだやっていない。
ケーキセットを注文してまったりする。
晴れていれば窓から剱岳など見えるらしいが相変わらず窓の外は真っ白。

ここで水の補給をし、昼食用のアルファ米の袋に水を入れ、トイレも済ませ出発。


頂上小屋を過ぎたら人の数が減った。
ガスは相変わらず取れきれない。上を見回すと晴れ間も見えるのだけど。


時折見れる景色はやはり美しい。

そういえばこの区間、特に丸山の辺りでアサギマダラを何匹も見た。
蝶の事は全く詳しくないが、山に登るようになってこの蝶を見るようになり、そして海を渡って台湾やらに行くというのを知ってから愛着を持つようになった。

今年初めての出会いだったので写真に収めたかったが飛び回っていて撮れず。
海を渡るってどこで休むんだ? 飛びっぱなし? 食事は? 
将来ナノグラム単位のカメラでも開発されたらおでこ辺りにくっつけて解明してほしいところだ。


たぶん杓子岳の斜面だろうと思われる所で左に分岐して登って行く道がある。
看板は無いが白馬山荘からちょうど1時間程だったのでここが杓子岳山頂への分岐だろうと思いトラバース道と分かれ登ってみる事にした。
でもこの道はきつかった。斜度が急でざれている。


へとへとで頂上に着く。
こんなにへばるのは昨日おとといとあまり寝てないせいか? それもあるけど、ざれてるし普通にキツい登りでもあった。


これから向かう稜線。なんか怖い。。。
左の長野側はたぶん崖だし、右の黒部側だってこけたら止まらない斜度あるよ?

まあとりあえず飯だ、というわけでさっき水を注いでおいた梅ワカメ御飯を貪り食いつつ考える。
昭文社の地図に赤線で引いてある正規登山道だし、歩いてみたらこっから見てるより幅あるだろう。それにさっきの道を下るのは嫌だ。


稜線の道に踏み出す。歩いてみると幅がそれなりにあって少し安心する。でもやっぱり落ち着かない。
幸いこの区間は短く、じきに稜線を離れ黒部側の斜面をトラバースしながら下る道になった。やった! まあ右側も結構な感じだけど。

ここでしばらくぶりに人にすれ違う。年配のパーティー。挨拶だけだったがほっとした。

巻道との合流点。こっちは標識がある。


あの鞍部へ下り、次は鑓ヶ岳へ登り返す。

登り返し途中から杓子岳を振り返って。
ガスの流れが早く幻想的な感じで、晴れてなくてもこんなのもいいなあと思っていた。
それより真ん中がトラバース道だけどその下の道は何だろう? 地図には無いんだけど。


鑓ヶ岳への登り。


鑓ヶ岳山頂。


下って鑓温泉へ向かう。


分岐が見えてきた。



さあ下りだ。


大出原




さようなら稜線。


この先の鎖場で岩が滑りやすいそうだ。看板に従いストックをしまう。


ほんとに滑りやすいのか鎖に摑まりながら試してみたが、ツルツル滑った。


よし見えてきた。この辺りで滑落事故があったそうで 注意を促す看板があった。もう最後というところなので気を引き締め直す。


無事到着。
テント代700円と温泉代500円を払いテント場へ。結構狭い。15張りくらいか?
設営を済ませ、ビールを飲み、まず足湯に浸かってみたらとても熱い。温泉も僕にはとても熱く5分も浸からなかった。でもこんな温泉に入る機会はなかなか無いので満足満足。


大池から小蓮華山までの景色が見れなかったのは残念だが、それ以降垣間見えた景色は素晴らしかった。
きつかったのは杓子岳の登り。それと分岐から鑓温泉までの道が思ったよりワイルドだった。豪雪地帯っぽい荒れ方というか。



3日目へつづく

1日目




0 件のコメント:

コメントを投稿