2020年3月4日水曜日

2019.11下旬 清八山 - 八丁山 - 巡視路から藤の木へ下山





前回この辺りを歩いたとき気になった巡視路と思われるふたつの道のどちらか、あるいはどちらも歩くつもりで出かけた。
でもひとつめの候補であった、登山地図にも載っている清八山登山口付近から尾根伝いに女坂峠手前へ登る道は、取り付きを見つけられず早々に断念。次の候補、こちらは地図に記載のない、八丁山と女坂峠を繋ぐ稜線の1470m圏から分岐する道を歩いてみることにした。

下記図に記載した「巡視路分岐」から「林道」までがその区間で、歩く前は、道があるとすれば西の緩やかな尾根上だろうと予想していたが、実際は南西尾根から等高線の詰まった南の沢状地形へと、黒階段の整備された巡視路がつけられていた。
結果的には33分という短い時間で難なく降りることができたけれど、これは南面で雪が溶けていたおかげであって、もう少し雪が多かったらこのとおりには歩けなかったと思う。

703 笹子駅
844 登山口
1007-1014 清八山
1044-1118 八丁山
1121 分岐
1145 巡視路分岐
1148 鉄塔
1156 鉄塔
1218 ゲート
1313 藤の木バス停
1408 立沢バス停



笹子駅。紅葉がちょうど見頃だったが植林の緑がまだらに混じっているのが残念。
来る途中車窓から見えた、薄闇に浮かび上がる花咲山の紅葉がなかなかのものだった。


目指す方向の稜線はすっかり雪におおわれている。ゴアだけど水が染みてくるオンボロ靴を履いてきてしまったので先が思いやられるが、まあ早めに帰るか。


約二ヶ月ぶりの清八山登山口。
巡視路がつけられている尾根は右にあるので、防獣ネット沿いに右へ進んでみたが取り付きがわからない。枝道に入ったりして彷徨っていたら清八山へ向かう登山道に出てしまったので第一候補は早々にあきらめ、冒頭に書いた第二候補を歩くためにそのまま清八山へ登ることにした。


登るにつれ雪がだんだん深さを増してきたがかかとくらいなのでそれほど問題ない。ただやはり水が染みてきてるみたいで靴の中がだいぶ冷たくなってきた。


陽の差す清八峠に出る。ここまで陽の差さない北面だったのでほっとする。


暖かい稜線を数分歩き 10:07 清八山到着。ひとりじめだった。

これから向かう方を見ながらどこまで行くか考え、とりあえず八丁山を目指すことにする。でも実はどれが八丁山かわからない。左手前の山かな。


ここが女坂峠方面への分岐だがそれを示す標識はない。
清八山から続いていた足跡はまっすぐ三ツ峠のほうへ向かっている。僕が向かう右の女坂峠方面へは誰も入っていないらしく踏み跡はなかった。



尾根上を忠実に歩き、女坂峠分岐に到着。そのまままっすぐ八丁山へ向かう。


10:44 八丁山。立木に赤テープが巻かれているのには気づいたが、山頂を示す標識などはなかったので最初は通り過ぎてしまった。
まだ11時前だけど、陽が当たって気持ちいいところだし、腰掛けるのにおあつらえ向きの岩もあったのでここで弁当を食べていくことにした。


女坂峠への分岐に戻り、まっさらな雪面へ踏み出す。この最初の下りが割と急で、おっとっとという調子で粘っていたが一度尻餅をついてしまった。軽アイゼンとも言えない簡易的な滑り止めは持ってきていたが、ここから先そんなに急な箇所はないはずだし、すぐに外さないといけないのがわかりきっていたので着けなかった。


巡視路の分岐に到着。お目当の道がまっすぐ明瞭に伸びている。
古い素朴な標識がぽつんと立っていて、女坂峠と八丁山の文字は読み取れるが僕がこれから向かう方の文字は破損して読めない。でもようく見ると巡視路と書かれてあるような気がした。


その道へ入ったところ。周りはカラマツの植林帯。

横に富士山。


3分で鉄塔に出た。


そのまま道筋に導かれ下っていく。


雪で道がわからなくなるのを心配していたが、南側なので溶けている箇所が多く、道筋や黒階段がわかりやすかった。


8分ほど下っていくとまた鉄塔があった。


さらにずんずん下る。ここからは杉かヒノキかの植林帯が続く。


道が尾根を外れ、沢状地形の中へ向かっていく。


黒階段がつけられていたので迷うところはなかった。


林道に降り立つ。

降りてきたところを振り返って。


左に林道を降りていくとすぐゲートがあった。


ゲートを抜け、軽い霧氷など見ながらのんびり舗装路を下っていく。
地図を見ると藤の木バス停まではかなり歩かないといけないようでうんざりするがまあしょうがない。
車通りは少なく、5台ぐらいしか行き合わなかった。


たぶんあの上のふたつがさっき通ってきた鉄塔だ。


車がびゅんびゅん行き交う本線らしき道と合流。今まで歩いていた道は旧道だったのかな。


13:13 藤の木バス停。車通りの多いバイパスみたいな道だったので、バス停のある反対側に渡れるか心配していたがちょうど押しボタン式の信号があった。
時刻表を見ると次の便は14:28。これがあったかい時期なら本でも読んでのんびり待てばいいけれど寒くてとても無理だ。気温は2度。しょうがない歩くか。


いくつもバス停を通りすぎていく。やっているのかやってないのかわからない御坂スキー場があり、採石所があり、関所の跡があった。お店も二軒くらい見たように思うが営業してたかな?


車はたくさん通りすぎていったが人にはまったく行き合わないまま、14:08立沢バス停着。バスは33分発なので少し間があるが疲れたのでここで待つことにした。身支度を済ませストレッチなどしつつやり過ごし、待望の到着時刻になったがバスはあらわれてくれない。時刻表が間違っているのでは? 急な運休? など不安が膨らんで来た頃合いの14分遅れでようやく到着。冷え切った体を座席にほっとうずめ、石和温泉駅に向かった。



0 件のコメント:

コメントを投稿