お花見 2019.3.30 - 4.12 岩殿山、甚六桜、お伊勢山

2019年お花見の備忘録

ー　3/30 大月桜まつり初日　ー

昨年4月7日に来たとき花はほぼ全滅だったので今年は早くからこの日に的を絞って予定をたてた。でもお花見サイトやツイッターで仕入れる情報はかんばしくなく、前日でようやくつぼみが開いてきた程度でしかなかった。残念。まあ去年が例外的だったということだろう。
今年はなぜか祭り関係者によるコスプレイヤーへのお誘いがツイッター上で盛んにおこなわれていて、またコスプレイヤー側の反応も良く、祭り初日へ向け熱を帯び盛り上がる双方のやり取りを見ているとこちらも自然に高揚してきたが、遅々として進まない開花状況を見るたびそれもしぼんでしまうのだった。

11時過ぎに大月駅到着。駅前にはのぼりや出店がたち、やはりいつもより華やいだ感じがある。
通り沿いの出店を眺めつつぶらぶら歩き、デイリーヤマザキ手前の出店が固まっているところで腰をおろし、地ビールを飲みつつ唐揚げやドーナツなどを食す。
最初は閑散としていて少し心配になったけれど、昼が近づくにつれ人の出が多くなりだいぶ賑わってきたので、さて、と腰を上げ、花のない岩殿山へ向かうことにする。

コスプレイヤーの姿もぶじ見ることができた。でも遠方から来ただろう彼らにはちょっと気の毒だったかな。

岩殿山中腹の丸山公園。
やはり花は開き始めたくらいで、ほんのり色づいている程度。

これじゃ山頂まで行く必要はないだろうと思ったが、山に来ることなど滅多にない同行者が行く気満々だったので付き合わざるをえなかった。ビールで体が重い。

山頂には花も人の姿もなし。
閑散とした景色を見ながら、来年はここをメインにしようと心中密かに誓いを立てる。

見る花もないので最近マイブームの菊花山とその周辺の山をじっくりと眺めた。次は北尾根だな。

ー　おまけ。翌日3/31善福寺川緑地の桜　ー

翌日の杉並は見頃だった。やっぱり大月よりは春が早い。
基本この日は曇りで、小雨がぱらついたり晴れ間が見えたりと春らしい安定しない空模様ではあったがやはり人出はすごく、いたるところシートが敷き詰められ酒などが飲み交わされていた。

ー　4/6 甚六桜と真木お伊勢山　ー

そしてその一週間後、去年来た際に来年のメインにすると誓ったお伊勢山へ。天気もばっちり。でもさすがにここだけ行って帰ってだけじゃ寂しいので、先に勝沼ぶどう郷駅の甚六桜を鑑賞してから向かうことにした。

6:47 勝沼ぶどう郷駅着　甚六桜鑑賞
7:08 勝沼ぶどう郷駅発電車 - 7:25 初狩駅着ローソンで買物
7:46 初狩駅前バス停発バス - 7:48 初月橋バス停着
30分くらい歩いてお伊勢山で桜を鑑賞
9:18 真木保育園前バス停 - 9:32 大月駅

6:47 勝沼ぶどう郷駅に到着。
出迎えてくれた満開の桜たちに頰が緩む。朝の澄んだ空気、柔らかな光、晴れ渡った空。ここは日中結構混むけれど、当然まだ閑散としていた。

20分ほど桜を愛でたあと、ホームに上がり7:08発の高尾行きを待った。

7:25 初狩駅で下車。国道へ出て右にあるローソンで食料を買い、真正面に道を渡ったバス停で7:46発のバスを待つ。しばらくすると中学生の女の子がこちらに近づいてきて、4mほど手前で止まり僕と同じようにバスを待つような体勢になった。ん？　正しい乗車口はあそこなのかな？　年齢は僕がだいぶ上だけどここのバスについては彼女の方が間違いなくベテランなのでちょっと不安になる。すると今度は中学生の男の子がこちらに近づいてきて、この子はさらに遠い10mほども離れたところで歩みを止め、やはりバス待ちっぽい体勢になった。これを見て内心の混迷はさらに深まったが、田舎だし人との距離が都会とは違うっていうだけのことだろう、ましてや中学生だし、と思う一方でやはり落ち着かなかった。やがてゆっくりとあらわれたバスは、一人微妙に緊張している僕の目の前にあっけなくぴたりと停まり、女の子も男の子も普通に僕の後に乗り込んできた。内心ほっとするがあっけなさすぎる気がしなくもない。あれが男の子の前にぴたりと停まってたらかなり受けたのに。思えばあの男の子は女の子がいたからあんなに離れてたのかもしれない、などなどぼんやり考えているうちにお目当ての初月橋バス停に到着。乗車時間2分なのであっという間だ。山に登らないんだから駅から歩くべきじゃないかと心の隅で若干の後ろめたさを伴いながら思っていたけど、まあこんなバス体験ができたのでいいだろう。

真木お伊勢山へ向け緩やかな坂道を上がっていく。去年の無残な光景が頭をよぎるが今日はまず大丈夫だ。天気も申し分ない。
しばらくすると家々の向こうに白桃色のぽっこりとした丘が見えてきた。よしよし。