2018年4月6日金曜日

2018.3初旬 鉢岡山 - 石老山





当初計画していたのは、鉢岡山→石砂山→峰山というコース。
でも予報とは裏腹に天気が回復せず、小雨も降り出してきたので、初めての石砂山は晴れた日にあらためて登ろうと計画を変更し、石老山経由で帰ることにした。

今回嬉しかったのは、山を歩いていて楽しかったこと。
ここ何回かそれがなかったのでほっとした。


6:52 藤野駅
7:34 金剛山
7:57 杉峠
8:40 鉢岡山
10:40 石老山
11:59 石老山入口バス停


藤野駅からてくてくと歩き、相模川に架かる橋を渡る。
昨夜の雨は山では雪だったようで、雲の合間に見える丹沢や扇山の上部は真っ白だった。まあ僕が今日登るのは低い山ばかりなので雪はないだろう。


金剛山の登山口には、金剛神社参道口と書かれた立札があり、赤い鳥居が建っている。
すぐそばにバス停もあるが、藤野駅から歩いても15分から20分ぐらいだった。


晴れの予報だったけど、この日はずっとこんなすっきりしない天気だった。


金剛山到着。
地面もベンチも濡れているので、立ったまま少し休憩して出発。


金剛山からちょっと進んだところに、峯山頂1分と書かれた分岐標があったので寄ってみることにした。
晴れていれば眺めが良さそうなところだったけど、この日はこんな感じ。

たぶんここが、この日歩いた中で一番開けたところだった。
この辺りの山は初めてなので、ちらりと見える山の名前もさっぱりわからない。晴れていればしばらく山座同定にいそしみたいところだけど、この天気だとどうしようもないのでさっさと元の道に戻った。


杉峠に降りてきた。ここを右折。


一瞬舗装路に出て、そのまま突っ切り、車一台幅ほどの未舗装路へ入っていく。


こんな建築物にでくわした。廃屋なのか作りかけて放置したのかよくわからない。先には斜面に打ち捨てられた車も見えた。

後ろを振り向くと、普通に人が住んでそうなしっかりした建物があった。山の持ち主の別荘だろうか?


右手に椎茸栽培地を見て少し行くと、下山路に使おうと思っていた地形図の破線分岐があったが、笹がぼうぼうだ。雨露でびしょびしょになりそうだし、ここから下るのはやめておこうかな。



鉢岡山の山頂には、アンテナ設備か何かの建物があった。展望は全くない。
全く長居に適したところじゃないので、すぐに踵を返した。

さっきの笹ぼうぼうの分岐は見送り、次の破線を降りることにした。でもその道はシイタケ栽培地へ降りていってるのでここも見送り、その次の分岐から降りることにした。


よかった行けそうだ。ここが通れなかったら、またさっきの舗装路まで戻らないといけないところだった。


草が覆っているところもあったが明瞭な踏み跡が続く。椎茸を育ててる人が行き来しているのかもしれない。
ちょっと離れた下の方から犬の吠える声が何度も聞こえてくる。猟かな? 近づいてきたら引き返そうか。


猟犬とも出くわすことなく、無事舗装路に降りてきた。
ここから篠原バス停まで2kmちょっとの車道歩きになる。

途中黒っぽい猟犬が数頭繋がれた広い家の横を通りすぎた。鳴き声はここだったか。
そういえば二年前水野田山から降りるときに会ったクロは元気だろうか。あのつぶらな目の人懐っこい犬も、もうだいぶ一人前になってるんだろう。今頃の時期にあの辺を歩けば会えるかもしれないけど、やっぱり猟をやっているただ中に入っていきたくはないな。


舗装路を30分程歩き、篠原バス停到着。歩いている途中から小雨が落ちてきていた。
ここでしばし地図を眺めつつ思案したが、初めて石砂山に登るなら晴れた日にしたほうがいいだろうと思い、方向を変え石老山経由で帰ることにした。


篠原バス停から5分程戻ると、石老山への入口がある。向かいに標識もあった。


ほぼ植林の道。


途中に祠とベンチとテーブルが置かれた広場があらわれた。もしかしたら作業小屋の跡地かもしれない。


その先に道が直角に左に曲がるところがあり、標識が建っている。
ここが山と高原地図に描いてある破線の降り口だ。

覗きこむと薄い踏み跡を確認できた。


10:40 石老山到着。
この時は誰もいなかったが、下山途中にはたくさんの人とすれ違った。昼食時間に合わせて登ってるんだろう。


顕鏡寺へ下る道沿いには大岩がいくつもある。檜原村の鑾野御前神社や、甲府の深草観音を思い出した。


顕鏡寺。

この木の根はすごい。


ところどころ道が沢状になっていた。この道を歩くのは3回目だけど、こんな風になっているのは初めて見た。この山は水をあまり吸い込まない、というか溜めこまない山なのかもしれない。ほとんど岩盤でできているのかな。


この日は気温5度ぐらいで、暖かくはなかったけど、麓には綺麗な梅の花? が咲いていた。
あっという間に春が来ている。




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