2019年2月2日土曜日

2018.12下旬 駒橋御前山(厄王山) - P580 - 駒橋発電所水槽








猿橋駅 6:44
神楽山 7:44 - 7:46
御前山 8:01 - 8:13
P580 8:38 - 8:44
駒橋発電所水槽 9:24
厄王山登山口 9:38
大月駅 9:55


猿橋駅6:15着。とりあえず北口に出てコンビニへ向かう。外はまだ真っ暗だが、遠い東の空にかすかに赤みがさしているのが見えて少し気持ちがほっとする。
コンビニでおにぎり一個と菓子パン三つを購入し、いったん駅に戻り改札の前で支度を済ませて南口から外に出るともうすっかり明るくなっていた。東京を出るときは0度ぐらいだったが、こちらはマイナス5.5度。寒くて立ち止まっていられないので歩きながらおにぎりとパンをひとつずつ食べ、残りのパンふたつを行動食兼予備として取っておく。短い行程なので昼は大月駅周辺か地元で食べる予定でいた。
途中自販機の前でスープとコーヒーどっちを買うか1分ほど迷った末コーヒーを購入。手と胃袋を温めつつくねくねと車道を上がっていく途中、朝焼けの百蔵山と扇山が見えた。



登山口到着。寒くて名残り惜しいが一番上に着ていたダウンジャケットを脱いで、半袖、長袖、化繊のインナージャケットという格好になる。下はタイツとズボンを履いた上にオーバーパンツを着用。寒さ対策で履いていたオーバーパンツが、のちの予定外の藪漕ぎで役に立った。

7:04出発。登りだしは草木がぼさついていたが上がるにつれすっきりと歩きやすくなった。植林はほとんどない。足元で霜柱がサクサクと音をたてる。






神楽山に寄っていこう。


分岐から軽くひと登りで神楽山到着。ここに来るのは7年ぶりぐらいだ。樹林に囲まれた狭い山頂にアンテナが建っていた薄い記憶があってまあそのとおりだったが、前回は五月の木々に阻まれていた南の稜線が今回は少しだけ見え、やはり茂みで気づかなかった北へ伸びる踏み跡が確認できた。


元来た道を引き返し、御前山を目指す。直下の急登では汗が噴き出した。


8:01 御前山。最近九鬼山周辺に何度か来ていて、ひと月ぶりの再訪になる。


御前山からの富士。奥で左の裾野を隠してるのは杓子山かな?


倉岳山方面。


真ん中奥が三ツ峠山。右のとんがりはたぶん本社ヶ丸。



御前山から降り、九鬼山方面へ少し進んだ分岐から大月を指す方へ向かう。
この後はいったん林道まで降りて、歩いたことの無い破線の道を菊花山へ登り返そうと考えていた。


下り始めてすぐに三ツ峠山方面から南大菩薩へかけて展望が開ける。ゴルフ場の後ろに花咲山がちょこんと見え、その後ろに滝子山から北へ伸びる稜線が連なっている。


こんな崩壊地があった。


崩壊地から少し歩いた断崖直下に厄王院の祠が建てられていて、中には可愛いおじいさんと狛犬が置かれている。蚕の神様らしい。




厄王院を過ぎ、急で滑りやすい植林帯のクネクネ道を下っていく。


緩やかにトラバースしながら隣の尾根へ移っていくと四合目鳥居が見えてくる。


その鳥居の少し先の鞍部から真っ直ぐP580へ踏み跡が伸びているが登山道はここで左折。いったんは予定どおり大月駅方面へ向け標識に従い左折したが、どうもさっきの踏み跡が気になったので、引き返してP580まで行ってみることにした。


通せんぼを乗り越えP580へ向かう。




とりあえずP580までのつもりだったが、登ってみると頂から北と北西の二方向へ踏み跡が伸びていたので、なだらかなのは北尾根だったけれど、踏み跡が明瞭に見えた北西へ進んでみることにした。
この北西尾根には、伐採跡、境界杭、標識、祠などがあらわれ、途中までは人の気配濃厚で歩きやすかったが最後は薮になってしまった。
以下がその詳細



P580へは薄い道筋が続いている。


山頂間際にはこんな標識があった。御前山(厄王山)と書かれている。


P580到着。木々が囲んでいる。三角点も置かれていた。


来た方を見下ろすとさっき見たのと似た標識が木に立てかけてあるのに気づいた。文字は消えて読めないが同じように御前山を指していると思われる。


これはピークから北側を除いたところ。地形図にはここから破線が描かれているが途中で消滅している。
はっきりとした踏み跡があるようには見えなかったが、下草もなくなだらかで歩きやすそうには見えた。


こっちは北西方向。北側の尾根よりも踏み跡が明瞭に感じたのでこっちへ行ってみることにした。


踏み跡といっても道の残滓が感じられる気がするといった程度。落ち葉で滑りやすいけど木があるのでそんなに苦労せず降りていける。


少ししてなだらかになると尾根の左側が植林になり、そのキワを尾根に沿って歩いていくと、木の下に赤い祠が見えてきた。


どぎつめの赤い色の祠が来た方を背にして置かれている。そばにはP580で見たのと同系の標識が倒れている。標識は痛んでいてそれなりの年月を感じたが祠は新しいように思えた。


先へ進む。



また標識発見。
標識の柱には、ここより40分(片道)と赤で書かれているのが確認できる。御前山まで40分ってことかな? その下の黒字で書かれているのがよくわからない。下口バス? 下口バス停ってことか? (後日、下ロハスと判明。ここから下るとロハス村という施設がある)


その標識の横の木にはトラロープが巻かれているが先は切れている。

この木から東斜面側へ少し下った木にもトラロープが巻かれ、さらにそこから下の方へとロープが張り渡されているのが見えた。下の木からこの木までロープが張られていたが切れてしまったようだ。


下の木のところまで行ってみた。
ロープが斜面をトラバースしながらずっと奥の方まで張り渡されているのが見える(写真だと中央から右へ)。ちょっとだけロープに沿って行ってみたが、足元はぐずぐずだし道の跡はないし雰囲気も暗いので先へ進んでみる気にはならずすぐに引き返した。
地形図にはここから少し下った辺りに破線が描かれているので、たぶんその道に出ると思われる。


というわけで戻ってそのまま尾根を下っていく。
ここからは伐採の跡が頻繁に見られるようになり、さっきよりさらに歩きやすくなった。


境界杭も出現。


この辺は歩いていて気持ちよかった。


電線か何か不明だがケーブルと細い電柱のようなものがあらわれた。
伐採はこれを通すためだったのかな?


順調順調。


ずんずん快調に進んでいくと、さっき見た電柱のようなものが今度は倒れているのに出くわした。そしてこの先は薮が生い茂っている。快調尾根もここまでか。
見渡すと右斜面はなだらかで下草も無いので降りていけそうにも思えたが、ここまで来たらこの尾根の末端がどうなっているのかが気にかかったのでまっすぐ進むことにした。


やはり完全な薮だ。でも歩けなくはない。
境界杭がたまにあり、アンテナ線だか電線だかがずっと横を通っていた。



赤い鉄の棒が建つ、刈り払われたところに出た。


すぐ下にはコンクリートで囲われた水槽が見える。いったいこれはなんだろう? 貯水池か?
地形図をよく見ると、それまで気づかなかったが確かに池のようなものが描かれている。


ここからその水槽までが一苦労だった。
急斜面で行き詰ったり薮に遮られたりを何度か繰り返し、右往左往しながらちょっとずつ降りた。


あともうちょっと。


最後飛び降りて無事着地。


一休みした後、金網沿いに大月側へ進む。


トンネルをくぐる


東電の看板があった。発電施設か。


なんかすごいところを通ってるなぁ。




あれは以前御前山から降りてきたとき歩いた道だ。
なるほどここに出るのか。


おなじみの門。ここを抜けるとすぐ国道だ。


国道20号脇の厄王山の石碑がたつ登山口へ出た。


あとは大月駅までてくてくと歩く。
まだ9時半だが今日はここまで。なかなか面白かった。帰ったらあの水槽のことを調べてみよう。


0 件のコメント:

コメントを投稿