2013年10月19日土曜日

2013/9-10 折立から新穂高へ 2日目:薬師峠~雲ノ平~三俣山荘







2日目の朝 4時ごろ起床

味噌汁にクスクスと乾物をひとつまみ入れて食べる。
荷物を片付け、トイレに行き、水の補給をし、5:26出発。

槍ヶ岳、鷲羽方面が明るくなってきている。
あっちも人がたくさんいるんだろうな。もう太陽が見え出してるかもしれない。


太郎小屋にビール缶を返却し、黒部五郎への道を分け、薬師沢へと下っていく。


途中いなりずし1個とアントースト半分補給。
ここまで誰にも会わない。ひとりでゆっくり歩く。ときどき立ち止まって朝の清冽な空気と静けさを味わい、また歩き出す。


沢に降り立ち橋を渡る。




薬師沢小屋までは沢沿いの暗い道を行くのかなと想像していたが、概ね笹原と針葉樹のとても気持ちの良い明るい道が続いた。
人ともほとんど会わず、こんな気持ちのいい道を歩けるなんて...と感激しながら歩く。








7:58薬師沢小屋
テン場を出る時ポカリ1L水200mlを持ってきた。ここまでの消費はポカリ400mlほど。
ここでペットボトルに消費した分の水を補給し、一休みして出発。

結構怖い吊橋を渡り対岸へ


岩を梯子で越え少し行くと高天原と雲ノ平の分岐。


雲ノ平方面へは日が差さず暗い岩ゴロの急な傾斜の道が続く。
滑りやすそうなので足の置き方に集中し、ときおり後ろを振り返り、日の当たる僅かな山の風景を見ながらもくもくと登る。
結構苦行だが長い時間ではないし、(後で思えば)良いアクセントだった。



取り付きから1時間40分、木道が出てきて傾斜もゆるくなった。
再び気持ちが明るくなってくる。




アラスカ庭園10:00 ここでアントーストの残り半分を食べ休憩


水晶岳かっこいい!
といってもこのときはあれが何という山か知らず、なんかやたら目に付くけどなかなかかっこいい山だなあと考えている段階。


このへんから遠くに笠ヶ岳が見えだす。


黒部五郎岳


祖母岳に寄ってみる

緑の濃い時期にまた来てみたい。池塘も映えてそう。


水晶岳の真下に雲ノ平山荘が見える。



11:14雲ノ平山荘
ここまで800~900mlほどの水分を消費していた。ポカリ500ml購入。黒部の山賊も購入(今回このコースを歩くことにしたのはこの本が欲しかったのも大きい)。
食事もとる。

「すいません 鯉カレーください」
「コイカレー...? コイカレー....」
「ん? これですこれ」 とメニューを見る、  「あっ、鮭でした。鮭カレーください」
「鯉カレー...(ニカニカ)」  「鮭です。鮭カレーください」 

外に腰掛け景色を眺めながらガンモドキが2個入った濃い味の鮭カレーを食べる。他に誰もいない。
昼の少し気怠い平和で静かな時間。
日差しは強いが暑くは無く、寒くもなく、時間が動いていないかのようにしんとした風景。

食器を返却しに中に入ると、大きい良い音で音楽が鳴っていてさっきの人は奥のほうで何かやっている。
統一された真新しい木の内装とガラス越しに遠くで立ち仕事をする人と大きく豊かな音と昼の静寂が一体になって一瞬の映画の場面のように感じた。






祖父岳分岐あたりまでは開けたハイマツの道。
気持ちいいなー




さよなら雲ノ平。 
薬師岳でかいなあ。


祖父岳によるか迷ったが、まあいいかと寄らずに先へ進む。
祖父岳を巻いて西南側に超える辺りから槍、穂高がくっきりと見えてくる。


溶岩ごろごろ


三俣蓮華岳の斜面が気に入り何度も眺める。


正面に槍ヶ岳を見ながら急な下りが始まる。
下り坂の途中で休憩。
赤い屋根の三俣山荘が見えた。
ここから一旦黒部源流まで降りて登り返さないといけない。
下に小さく見えている白っぽい広場に黒部源流の碑が建っている。


源流に降り立って渡る。上流方面を見る。美しい。


下流方面。


今下ってきた道を見上げる。急な下りだった。


ところどころ沢が流れ込んでいる道を登っていく。


鷲羽岳 見とれてしまう。


振り返って。 きもちいい。



14:56三俣山荘
赤ん坊を背負った若女将さん?にテントの代金を払いサイダーを購入。
わんわん泣く赤ちゃんをあやしながら対応するのを見ていると、連ドラの設定になるんじゃないかと一瞬思う。 やまちゃんとか・・・
背負子  今気づいたけど後ろに見えてるのは大天井岳?


テント場の端に古い小屋がある。何の小屋だろう。


ツェルトを張る。後ろに三俣蓮華岳、前に鷲羽岳。
食事まで2時間ほど。散歩したりして過ごすが少し手持ち無沙汰だ。祖父岳に寄ってけばよかったな。



明日はあれを登るのかきつそうだなど思いながら鷲羽岳を見つめ、ビールを飲む。
400mほどの標高差があったはず。 ん~。


05:26薬師峠
14:56三俣山荘


この夜も天の川も見つつ今日を振り返り明日を考えながら横になる。

景色に変化があって退屈することが無い道だった。雲ノ平への登り道はちょっときつかったけど。



3日目その1へつづく

1日目






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