2017年6月7日水曜日

2017.4下旬 要害山 - 深草観音 - 大蔵経寺山




前日下調べしていて深草観音というところがあると知り楽しみにしていた。
実際行ってみてとっても良かったが、下調べしなきゃよかった。知らずに歩いていてこれに出会ったらどんなに感激しただろう。







積翠寺バス停7:51 - 8:39要害山8:44 - 9:24深草観音9:45 - 鬼山10:15 - 鹿穴10:35 - 11:09深草山11:39 - 12:13大蔵経寺山12:17 - 13:17石和温泉駅


山仕事の人がよく入っている山域だなという印象。地図に無い道や踏み跡がいくつかあり、林業の跡も終始ついてまわった。
展望は、南へ向かう尾根の樹間からちらちら甲府盆地が見えていたのと伐採地から少し。
どの山頂も樹林帯の中だったが、深草山は小広くて開放感があった。




甲府駅北口からバスに乗る。
この辺の山に登るのは初めてで、混んだらいやだなと思っていたが全くの杞憂だった。乗客四人きりで登山者は僕だけ。武田神社を過ぎたら終点まで一人旅となった。要害山って知られてる山だと思ったけどあまり登る人はいないのかな?

終点の積翠寺バス停で下車し、先に見えている要害山へ向けゆるい登り坂を歩く。
積翠寺温泉/要害(1月で閉館してしまったとのこと)の建物手前に登山口があった。

地形図では急斜面なのできつい登りを覚悟していたが、大きくジグザグが切られていてとても歩きやすい道だ。城があった時の道筋がほとんどそのまま使われてるんだろうと思う。

要害山の城跡に到着。
かなり広々としていて、周りをぐるりと人工的な低い土手が囲んでバスタブ状になっている。展望は無い。ちょっと休憩し出発。

城跡の先に三角点ピークがあるのだが、登山道は巻いてしまう。まあ何もないところだから道が通っていないんだろうが、たいした登りじゃないので寄ってみることにした。

到着したピークには、要害山と書かれた赤テープが木に巻かれていた。
さっきの城跡にも要害山と書かれた標柱が建っていたが、ここが最高点ってことか。


深沢観音手前はしばらく沢状のところをさかのぼっていくのだが、この道がとても良かった。
岩、苔、新葉。
沢沿いの道だけど狭苦しくなく、まだ葉が繁りきっていないので陽が良く入りきらきらしていた。


9:24 深草観音入口に到着。
説明書きと木の椅子があり、奥へ階段状の道が続いている。

この巨大な岩は正面だけじゃなく右へも続いていてかなり大きい。圧倒される。
このハシゴを登った岩穴の中に観音堂が設置されているが、奥から道がとおっているので僕はそっちから行った。

奥にある建物左の、岩肌につけられた道を上がって行く。
道沿いに石仏がいくつも設置してあった。

この穴へ入ると

観音堂だ。感動!

ハシゴの上から下を覗いてみたが、急で降りる気にならなかった。


いたるところに石仏があり、定かじゃないがみんな東を向いていたような気がする。

帰宅後調べたところによると、毎年4月中旬に深草観音まつりというのが開かれているらしい。山登りがてらちらっと見てみようかな。


登山道へ戻り先へ進む。
周囲に伐採された木が目立ってきたところで峠に着いた。
ここで右折。

ゆるやかな登山道が尾根を横切るところに、鬼山→と書かれた手製標識があった。尾根を登った1042m峰が鬼山というようだ。
もともとこのピークと鹿穴を繋げて歩くつもりだったので、ここで登山道を離れ尾根へ踏み出した。


踏み跡とテープを追って登っていくと鬼山山頂に着いた。
樹林帯の中で、見晴らしはない。


鬼山から次の鹿穴へ行くには、途中で左折して南へ降りる尾根に乗らないといけない。
写真のように、左折するところにはたくさんテープがつけられていてうまく左の尾根へ誘導してくれるのだけど、僕は最初まっすぐ行きかけてしまった。テープの数が異常だったので、あれっ左に行くのかな? とあらためて地図を見て間違いに気づいた。


無事鞍掛峠に降り立った。この峠でさっき別れた登山道と一瞬合流。
登山道は鹿穴を巻いてつけられているので、正面の尾根を登って鹿穴へ向かう。


10:35 鹿穴山頂。
ここもさっきの鬼山と同じような雰囲気の、木々に囲まれた山頂だ。


鹿穴からの下りは特に迷うこともなく無事登山道へ合流。写真奥から降りてきた。
ここから大蔵経寺山へ向け南下していく。


まだ葉が繁りきる前なので樹間から甲府盆地が見えるところが多かった。


11:09 山と高原地図には御料局と書かれている906mピークについた。木に深草山と書かれたテープが巻かれている。ここで昼食。
ここが今日歩いたなかでは一番開放感のある場所だった。風が通り抜けて気持ち良い。


12:13 大蔵経寺山着。半分が植林、半分が雑木の山頂で展望はない。
下山路は植林のほうへ降りていく道と雑木林へ降りていく道とふたつあるが、当然雑木のほうを選択。最初ちょっと踏み跡が薄かったがテープは豊富についていた。


下に来るとだいぶ緑が濃くなってくる。そして岩がごろごろして歩きにくい区間が長く続いた。

後で地図を見たところ、この辺りに古墳跡があるらしい。全然気付かなかった。標識も見なかったが、下山に気持ちが向いていたから見逃したのかもしれない。確認しにまた来ないといけないかな。





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