2017年6月23日金曜日

2017.5初旬 金子峠 - 帯那山 - 棚山





淡雪山付近からの展望




上帯那バス停7:30 - 10:22帯那山10:32 - 奥帯那山10:41 - 12:36棚山12:47 - 13:36登山口13:43 - ほったらかし温泉14:50 - 15:54山梨市駅


登山口まで降りたあとの林道歩きで道間違いをし、一時間くらいさまよい歩いてしまった。
ほったらかし温泉までもうすぐだったのにバカみたいだ。




甲府駅北口からバスに乗り、終点の上帯那バス停で下車。乗客は3人で他に山登りの人はいなかった。

この辺りに来るのは初めてだけど、なだらかで日当たりのいい斜面が広がっていてなかなか良さそうなところに見えた。


まず金子峠(きんすとうげ)へ向かう。貯水池らしき池が右手にあらわれ、左に宗教法人の建物があらわれたらもう峠だった。登山地図に15分と書いてあったが5分で到着。

この前要害山へ行ったときにも感じたが、この辺りのコースタイムは多めにとってあることが多い。


ここから登山道となるわけだが、あれ、なんかすごくいい道だ。それになんか懐かしい気がするけどなんでだ? と考えてみたら花崗岩の地面のせいだった。花崗岩の白砂が、ご無沙汰している高山を思い起こさせたようだ。


いい感じだなぁと思いながら歩いているとすぐに淡雪山に着いた。


この辺りは景色が楽しめるところがいくつかあった。南ア、甲府盆地、富士山などが見える。
でもここを過ぎると展望地も徐々に無くなり、花崗岩も姿を消し、気がついたらいつもの見慣れた土の色の見慣れた樹林帯の中を歩いていた。


穴口峠に降り立つ。右は植林で左は別荘地だ。




穴口峠から石仏2体のある登山道出合までは、昭文社の地図に登山道の記載がない区間となる。でもよく見ると薄いグレーの線は描かれているし、この尾根に踏み跡がないわけがないとは思っていた。
実際そのとおりだったが意外だったのは、1100mから1175mピークまで、下の地図に書いたように造成中と思われる道があらわれたことと、その後林道を横切って小藪をこなしたあとに、昔は軽トラがとおってたんじゃないかと思ったくらい太くえぐれた道が出てきたこと。





穴口峠から真っ直ぐ進むとすぐに道は尽きてしまったが、薮も無いのでそのまま尾根を進む。やがて右からしっかりした道が合流したので迂回路があったのかもしれない。

一旦舗装路に出て、道なりにくねっとひと曲がり歩き、適当なところからまた尾根へ入る。少し行くと、左から上がってきたしっかりとした道と合流して歩きやすくなった。



突然前に開けた道が見えて驚く。標高1100m付近。
切り倒された木が脇に積まれているのが見える。造成途中の道のようだ。この道は右手から上がってきていた。

標高差で10~20mほど登ると、また同じように右から造成中の道が上がってきた。それが数回繰り返され、1175mピークまで続く。ここで道は途切れるがピークのすぐ下には舗装林道がとおっている。もう林道だらけだ。

その舗装林道を横切って、適当なところから再び尾根へ入る。
最初は藪だったが、数分後に左から太くえぐれた道が上がってきた。1185m付近。地形図に描かれているとおりだ。
林業用の道なのか、軽自動車がとおれるくらい幅広で、地面も固くて歩きやすい。地形図に描いてあるようにくねくねと斜面を横切りながら標高を上げていく。


9:50 石仏2体が置いてある登山道との出合に到着。ここまでの無事とこれからの無事を祈願した。


しばらく薄暗かったが、やがて葉の落ちた木々が美しい道になった。
新緑が美しそうなところだ。


左に林道が並走するようになる。どっちを行ってもよい。
行きは山道を歩き、帰りは林道を歩くことにした。


やがて林道に合流。帯那山の手前で、帯那山高原牧場と書いてある黄色いゲートが出てきた。ここは牧場だったのか?

このまま林道を進んでも帯那山へ行けるんだろうけど、左手に続いている鉄条網が途切れていたので、このゲートの裏から入ってみることにした。


コンクリートの台や冊など牧場の跡を見ながら5分ほど歩くと帯那山に到着。10:22。

なるほど牧場っぽい。



奥帯那山を指す標識があったのでせっかくだしと寄ってみたが、特に何もない山頂だった。


来た道を帯那山まで戻る。登山地図には往復30分と書いてるが20分もかからなかった。

帯那山でまたしばらく展望を楽しんだあとゲートまで戻り、今度は林道を進む。

下の方はとても車が通れるような状態じゃなかったけど、上の方はさっきのゲートの写真のようにきれいな道で、牧場があった名残かな、とか思いながら歩いていたら、なんと前から軽自動車がごとごとと登ってきた。どこへ行くんだろう? 牧場主? ってことはないか。
途中にNTTか何かの施設があったから、その関係の人かもしれない。 


最盛期は過ぎていたが桜が多かった。


南アの眺め。


林道から登山道へ入り石仏2体を通り過ぎる。
しばらく行ったところで今日初めての人と会った。これから帯那山だろう。


いったん舗装路に出て、そのまま横切ってまた尾根へ入る。
しゃがみこんで花を撮っている集団に出くわす。
なんの花だろう? 僕も真似して撮ってみた。



赤テープの方が積翠寺への分岐で、太良ヶ峠へはこの防火帯のようなところを真っ直ぐ進む。


再び舗装林道に降り立つ。また山道を歩くつもりだったが、急斜面だったので無理せず林道を歩くことにした。

車を停めて山菜をとってる人を何人も見かける。山菜のことはは全くわからないので羨ましくなった。知ってれば今日もけっこう収穫があっただろうな。


11:42 太良ヶ峠到着。

しばらく山と高原地図を見て考える。境界線の南側に道が描かれているので、やはりこのゲートを越えていくんだろうと判断したが良かったんだろうか? 標識はなかった。

しばらくは歩きやすい幅広の道を行く。
車も人も会わない。のんびり歩きだ。

ドコモふれあいの森と書かれた看板が出てきて、そこからはちょこちょこ標識を見るようになった。


12:17 神峰。


80mほどの急登をこなし、12:36 棚山着。
これは南西側の眺め。


こっちは東側。

真ん中付近にほったらかし温泉が見えている。このあと道を間違ってさまようことになるなんて微塵も思ってなかった。
しかしあらためて写真見ると、開発でもしてるかのように工事箇所だらけだけど何なんだろう。


食事を済ませ、斜面につけられた道をほったらかし温泉へ向け下山開始。

地形図を見ていて、なんでこんな急斜面に道をとおしたんだろうと思っていたが、たぶん山仕事で昔からある道なんだろう。トラバースと下降を繰り返しながら降りていく。


山の神があった。


13:36 無事登山口へ降りたった。
やはり上よりだいぶ緑が濃い。


ほったらかし温泉へは、この写真の尾根の一つ東の尾根を下るのだけど、なぜかここを下るものだと思いこんでいた。地形図を見て確認しなきゃと思いはしたが面倒くさくて出さなかった。

少し先から下る道があるんだろうと、いったんはこの標識のとおりに進んだが、何しろこの尾根を下ると思いこんでるので、道がこの尾根から離れていくところで、あ、これ間違ってる、と思いここまで引き返し、颯爽とこの道を下ってしまった。


で、当然さまよう羽目に。

工事中の道やら簡易舗装の道やら、とにかく道が錯綜していてどう進むかよくわからない。道だらけだ。いったいこの辺はなんでこんなに道を作ってるんだろう?


おかしいなと考え始めた頃、樹間からほったらかし温泉近くのキャンプ場が見え、はっきり間違いに気づいた。ここでようやく地形図を取り出して現在地を確認し、無事林道まで出ることができた。


ほったらかし温泉に入っていくつもりだったけど、もういいや。温泉につかったら動けなくなりそうだ。


フルーツ公園下の交差点のとこに子馬さんがいた。



しかし今日はまいった。
今度は兜山に登るつもりなので、今日間違ったところを絡めてみようかな。



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