ひと月前に来た稜線へ再訪。風が強かった。
登山口9:02-No.4標識10:47-11:51杣添尾根分岐12:16-13:15県界尾根13:19-小天狗14:44-15:34県界尾根入口15:38-16:08美し森展望台16:18-16:24美し森バス停
前回同様、野辺山駅から高根タクシーを呼んで登山口へ。今日は曇りの予報で、八ヶ岳は分厚い雲に覆われて全く見えない。登山口に停めてある車も前回より少なめだった。
別荘地を抜けて貯水池を過ぎ、単調な杣添尾根を淡々と登っていく。
風が樹林を揺らす音が頻繁に聞こえて来る。この分だと稜線は風が強そうだ。
どうでもいいことだけどNo.4標識に前回立てかけてあった温度計が無くなっていた。
稜線は雲の中だ。でも朝よりは雲が取れてきてる気もする。
ここまで10人くらいすれ違ったが、中には風に煽られて怖くなり降りてきたという人もいた。
風だけならまだしも、雨が降ってきたら引き返すことも考えないといけない。タクシー代が痛いが....。
金峰山の方はずっと雲が掛からないままだ。あっちいけば良かったかな。。。金峰山ってシャクナゲがたくさんあったのは覚えてるけど花ってあまり聞かないな。
まぁ雨が降ってないだけましだ。でもただの曇りより小雨くらい降ってくれた方が花が映えていいんだけど。
岩陰に腰を下ろし昼食を摂る。周りはお花畑で、ひと月前より花の量は段違いに多い。
たくさん咲いてるのはオヤマノエンドウだろうか。
チョウノスケソウ
食事を終え、赤岳へ向かう。
ハクサンシャクナゲ
イワベンケイ
コイワカガミも多く咲いていた。
コケモモかな
イワヒゲとクモナマズナ?
ミネウスユキソウ
この風のせいか稜線を歩く人は少なく、地蔵の頭まで4人ぐらいしかすれ違わなかった。道が茅野側に入るとまともに風を受けるので慎重に進む。
強い風ごしに見る断崖絶壁のお花畑に圧倒される。すごい。
イワオウギ?
赤岳に近づくにつれ、花の種類が変わってきた。不思議だ。
横岳付近にはたくさん咲くのに赤岳には少ないのも不思議だ。
イブキジャコウソウ
ミヤマダイコンソウ
ちょっと雲が取れてきたぞ。
ハクサンイチゲ
ぎゅっと詰まったような真っ白な花だった。
タカネツメクサ
これは東側の斜面でしか見なかった。なんて花だろう?
これも名前不明。可愛いな。
雲が取れた!
一ヶ月前は寒々しい茶色だったのがすっかり夏山になってる。
コマクサがぽつぽつとあった。
道に点在しているのでよく見てないと踏みそうになる。石の囲いでもしとけばよかったかな。
真ん中が県界尾根。
ツガザクラ
キバナノコマノツメ
これは樹林帯で多く見た。
巻道は枯れ沢状のガレ場を何度か横切って行く。トラバースなので細いところもあるが梯子やロープなどの整備はされていた。
県界尾根に合流。
鎖場の真っ只中に小さい花が咲いていた。
ムシトリスミレ
ゴゼンタチバナ
樹林帯に入ってしばらくすると日が出てきて木漏れ日がいっぱい溢れてきた。やっぱり晴れてると気持ちいいな。
今日はここで休憩しようと決めていた。小天狗分岐から5分くらい手前の展望地。
この手前でアブに刺され、なおもまとわりつかれていたのでタオルでアブを払いつつ虫よけを体にかけた。
巻道を使ったので予定より早く降りてきている。
登山口からタクシーを呼べばビューやまなし号に間に合いそうだがどうしようか.....。
そうだ、美し森に寄って去年食いっぱぐれたソフトクリーム食べてこう。
そして美し森からバスに乗ろう。
美し森からのバスは16:37発だからソフトクリームを食べていく時間はありそうだ。
ここにはクマ目撃情報が貼られていた。真教寺尾根2600m付近で親子熊が戯れていたそうだ。
戯れているって可愛いな。目撃者はかなりびびっただろうがラッキーだったんじゃないか?
でも午後4時半に真教寺尾根の2600mにいるって、遅い時間な気がするが頂上小屋泊まりだったのかな?
先月も歩いた舗装路を進み、たかね荘への入口を右折し美し森に向かった。
昨年は、売店のおじさんがテレビに見入っていたのと、ソフトクリームの機会が掃除された後だったのとで声を掛けそびれたが、今回声を掛けてみたら片付け後だったけど買うことができた。別容器に移してあったみたいだ。
渡してくれる時、電気切った後だから溶けやすいかもしれないよと言っていて、確かにちょっと溶けやすかったので急いで食べた。日本一おいしいと看板が出てたが、味はまあまあといったところ。
美し森から駐車場横にあるバス停へ降りていく。
ここから見る広大な森と、点在する建物や道、そして八ヶ岳の裾野の線は素晴らしい。
雲にほとんど隠れているが富士山も見えた。
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