中尾根下部と二本木山~茶臼山間が植林帯だが、全体的に自然林の割合が高い。
中尾根は登りは問題無いけど、下りだと2〜3か所踏み跡が分岐するので注意。
大沢山からの下りでは踏み跡を見つけられず、尾根を一つ降り違えてしまった。
GPSを見ながら修正したけど、やっぱり下りは難しい!
磁石が壊れるなどもあって、石尊山まで行く予定を変更して茶臼山から下山することにしたが、納得できないのでまた来なければ。
茶臼山からは雑木が主体の急な下り。
茶臼山は堀切が何本も通っていて、調べた見たら山城の跡だそうな。
今回は(も)誰とも会わない山行だった。
笹子雁ヶ原山の登り口を過ぎ、笹子峠への舗装路を進む。
右に見えるのがこれから登る中尾根。下は植林だけど上は新緑が楽しめそうだ。
尾根末端に着き、取り付きやすそうなところを探りながら歩く。
横を何台か車が通り過ぎていった。矢立ての杉見物かな。
尾根末端ひとつ目は急だったのでやり過ごし、ふたつ目が緩かったのでここから入ることにした。
赤テープが間隔をおいてつけてあり、うっすらと踏み跡が見える。
急なので木に掴まって這いあがっていった。
植林と自然林の際を登り、右から上がってくる尾根との合流地点に乗ると、植林帯の中へ突入。
写真の岩場にはテープがあって、右から一旦巻いて岩の上に乗った。
稜線に近づくにつれ、植林の切れ目から輝きが目に入ってきて気が急く。
稜線に乗ると新緑の森がぐるり四方に広がった。取付きから200mほど高度を上げた780m付近。
1093m点の尾根の分岐では北へ降りていく踏み跡があった。赤ペンキのマーキングも見えている。
これは地形図に載っている道の分岐のところ。
左から明瞭な道が上がってきていた。
その地形図の道と合わさってからは格段に道が良くなった。
小さいコブは全て左から巻いていて歩きやすい。
現役の道としか思えないが、途中鉄塔があったので巡視路も兼ねてるのかもしれない。
1260m付近で、1247点を通ってくる北東からの尾根と合流。
ここで道は西に90度曲がり、左側が植林になる。
写真は合流地点から1247点尾根の方を覗いてみたところ。歩けそうな感じもするがどうだろう?
ただ降りれたとしても沢に当たるからそこがどうなってるか。
中尾根ノ頭に着いた。笹子駅を出て2時間半近く。だいたい予想通りだ。
少し岩がちな道を登ってカヤノキビラノ頭着。
カヤノキビラノ頭先の崩壊地から1487mまでは美林だったので期待していたが、これまでの道のりでちょっと食傷気味になってしまったみたいでそれほどの感動はなかった。でも写真で見返すと悪くない。
京戸山登山口への分岐に着く。
目の前の盛り上がりが京戸山だけど、寄らずにここから降りる。
この京戸山登山道は落ち葉のせいかさっきまでの破線の道より分かりにくかった。ロープが張ってあるなどの整備はしてあったが。
途中崩壊地?があってこの前歩いた水野田山方面が見えた。
後ろの平坦な稜線は大蔵高丸あたりか? でもそれより周辺の新緑に気を惹かれる。
京戸山登山口に降り立つ。
林道が左右から上がってきていて、整地された広場があった。
ここからは舗装された林道をしばらく歩く。
正面の可愛い三角が二本木山だ。あそこまでくねくねと林道を進まないといけない。
林道沿いは伐採地で、植林作業中と思われる人がいた。
ここから甲府盆地と南アルプスが見えるが、その展望も今のうちということだ。
やっと取付きに着いた。長かった。
二本木山への道に入ると灌木が多く歩きづらいが、踏み跡はついていてテープも見られた。
二本木山の山頂。雑然としたところだ。
暑い時期は虫がうるさそう。
大部分が植林の中の踏み跡を進み、大沢山に着く。広く暗い山頂だった。
少し休憩し、茶臼山へ向かおうとするが踏み跡がよくわからない。
わからないまま適当に少し降りた所で地図が無いのに気付いた。いつも入れているポッケの中に無い。
山頂で落としたかと思い引き返してみたが見当たらず。
そしてコンパスで方角を確認しようとしたら、さっき大沢山まで登ってきた南西を北と指してしまっている。クマ鈴消音用磁石と一緒にしまっていたせいで壊れたか?
う〜ん。。。でもGPSがあるので進むことにした。
あらためて探すと境界標を見つけたのでそれに沿って下ることにする。
快調に進んでいたがGPSを見るといつの間にか一つ左の尾根を下ってしまっていた。そういえば境界標も見なくなっている。
引き返すことにしたが、途中トラバースする作業道の薄い踏み跡があったのでそれに乗って目当ての尾根に向かうことにした。
普段嫌っている植林帯だがこの時はそれが幸いして、下草など無く目指す方の地形がはっきり見えていてすんなり行けた。
でもこの道間違いの時点で石尊山まで行くのはやめることに決めた。
地図は無いしコンパスは壊れるし今朝の夢見も悪かったし(昔飼っていた猫がぐったりしてしまっているが外出しないといけないという夢)、これはやめておいた方がいいだろう。
目指す尾根に無事乗ると踏み跡がしっかりあり、山作業の跡が目につくようになった。
植林の道を進むと茶臼平と標識がつけてあるところがあった。ヒッチさんの標識を見るたび、なんで日本国と書いてあるんだろうと気になる。
茶臼山手前は何本か堀切が横切っている。
茶臼山。展望は無い。
茶臼山までは植林だったがここからの下りは雑木だった。
登山口に降り立ち、林道を降りていく。甲府盆地の眺めが良い。
無事に帰ることができホッとした。空の広がりを見ているとその気持ちが増幅される気がする。
勝沼の駅について荷物の整理をしていると、失くしたと思っていた地図が上蓋から出てきた。でも今日はあれで良かったと思う。
また来ないといけないが、あの植林帯をメインにすると気が滅入るだけなので何か組み合わせを考えないと。
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