2016年1月25日月曜日

2015.12中旬 大垈山



大垈山の山頂付近で見た二つの道がどうなっているのか知りたいのと(前回の記録)、他の人の記録を読むと山頂付近が分かりづらいと出てくるのでその辺を探りたいと考え、また大垈山へ行くことにした。


今糖質制限食を試していてそれを山登り中もやってみようと考え、不安なので短めの距離にしてみたいというのもあった。
朝食は厚揚げの味噌汁。持ち込んだ食料は、ゆで卵4個、あたりめ1袋、ミックスナッツ1袋、バターピーナッツ1袋、マヨネーズ、クッキー5個(低血糖時の保険)。

これまではおにぎり5個前後に、柿ピー、チョコ、菓子パンというあたりが定番だったのでえらい違いだ。不安だなあ。


GPSロガーがなぜか記録されてなかったので今回はログが取れていない。

遅能戸バス停7:57→8:44金山鉱泉8:50→9:10林道終点9:17→9:32落ちた橋10:11→10:53金山峠11:05→11:26金山民宿村分岐11:43→11:55大垈山→遅能戸バス停



7:42遅能戸バス停着。
大月駅始発のバスは当然のように僕一人しか乗客はいなかった。
気温は−2度ほどで寒い。バス停で身支度をしたりナッツ類を食べたりしてるとさっき乗っていたバスが折り返して通り過ぎた。高校生を一人乗だけ乗せている。前回も僕一人だったし便が廃止されないか不安だ。

7:57発。舗装路をてくてく歩く。
途中の沢筋の吹き溜まりの落ち葉を掃いているおじさんがいて挨拶する。向こうは気づかなかったが以前姥子山帰りにここを通った時も道を掃除してたおじさんだ。その時はどこ登ってきたの?ガンハラ?と聞かれた。
「山登るの?ガンハラ?」
「大垈山です」
「オオヌタヤマ...?」
ここですと言って地図を見せて説明するが知らないみたいだ。
余談だけど雁ヶ腹摺山のことをすずらん昆虫館のおじさんはガンスリと言っていた。
気をつけてねの声に送られ先へ進む。帰りもここを通る予定だけどまたいたりして。


金山鉱泉山口館を過ぎ、山口館山荘と看板が出ている小綺麗な建物を過ぎる。車が通れるのはここまでで、ここから先しばらく舗装路は続くが落石や崩壊や土砂の堆積がひどい。



林道終点でまた身支度をする。フリースを脱いだり、あたりめを食べたり。とにかくこまめに食べた。

山道に入ってしばらく細い山肌の道を行き、途中から沢に下る。

沢沿いを何度か木の橋で渡りながらなだらかに進む。
テープが頻繁にあり、山仕事用のワイヤーや古い瓶などが目に付いた。

順調になだらかに進んでいたが沢を前に行き詰まってしまった。橋も無いし石伝いに渡るのはちょっと無理だ。
後ろは植林の急斜面で道がある感じじゃない。対岸にピンクリボンが見えるからここを渡るんだろうとは思ったけど他に渡渉点があるかもしれないし、一旦戻ってみる事にした。

それらしきところはないか探しながら歩く。でも見当たらないままさっき通った橋のとこまで戻ってきてしまった。
とりあえずここで食事をとる。沢のキラキラした流れと音が心地いい。ゆで卵、あたりめ、ナッツ。とにかくこの日は頻繁に食べ物をく口にするよう心がけていた。ゆっくり時間をかけてタバコを吸った後、さっき行き詰まったところまで戻った。
裏の急斜面を少し登ってみたがやはり違う。目の前の流れを見ていると沈んだ橋に気づいた。
やっぱりここを渡らないといけないんだ。渡渉しろってことだな。
でも靴を脱いだりするのが面倒くさいし冷たいのも嫌だ。
ちょっと先に石伝いにいけそうだったので無理やりそこを渡ることにした。ぎりぎりのジャンプを2回、やっとかっと渡りきった。ふぅー。
もしまた来ることがあれば素直に靴を脱いで渡ろう。長靴なら楽勝だろうな。

そこからはまた普通に道が続いていた。林業の跡も目立つ。
何度も木の橋で右に左に沢を渡りながら進む。
濡れてるので滑らないよう慎重に渡った。これは凍ってたら怖い。




完全に木の中にを通ってるワイヤー。
一体どれくらい時間が経つとこうなるのか。








標識が立っていて金山峠は右を差している。
その方向は植林帯で真っ暗。気が進まない。









さっきまでの激しい流れと変わって穏やかな小沢沿いの道になる。穏やかな流れにホッとさせられる。
でも流れはすぐに無くなって、急なV字の底を行くようになった。
斜面が崩壊している箇所がところどころある。いかにも崩れやすそうな土質に見えた。

斜面に突き当たり、どっちに行くんだろうと見回したら右手にテープを発見。よく見たら滑りやすい斜面にジグザグに踏み跡が付いていた。


また植林帯に入り、急斜面のジグザグ道をじっくり登って金山峠に着いた。
左が登ってきた方、真直ぐは不明、右は百間干場から姥子山方面。






前回見た白ブナほどじゃないけど太い木だ。
この辺は結構太い木が残っていた。

曲がり角に切り開きがあり、この日唯一の展望地になっていた。前回は雨が降っていたから気づかなかった。




大垈山分岐に着いて左に行く。

山肌の道を行くと前に二重山稜が見えてきた。
右に盛り上がってるのが大垈山だ。









二重山稜の鞍部にこの標識が立ってるのでここを右。
道型ははっきりしてないがすぐそこに高みが見えている。









稜線に出たら左に行くと大垈山だ。ここは標識が壊れているので右に行くのか左に行くのか迷うんじゃないだろうか?
前回気になった道のうちの一つがここを右に向かう稜線上の踏み跡だ。

最初はこんな感じで明瞭な道だけど途中から急な下りになって潅木をつかんで下るようになってしまった。
ありゃちょっと怪しい感じになってきたなと思ったら登山道に合流した。
今回GPSロガーのログが取れてなかったので前回と前々回のトレースに書き込んでます

なるほどこんなんなってたんだと一人納得する。地形図を見てれば、あるいはGPSがあればまあ一目瞭然ではある。

納得したところでまた大垈山分岐まで戻る。
ここからまたさっきの道を大垈山へ向かう。
もう一つの気になっていた道を行かないといけない。

鞍部の分岐へ戻ってきた。またここを右折して稜線に出る。


1分で稜線に出る。今度はここを左折して大垈山方向へ向かう。壊れた標識のポールだけ立っている。


白ブナを過ぎて大垈山へ着く。壊れた標識から5分。
食事休憩をとった。


この前逆の宮地山から来た時に気になった分岐へ向かう。こんな感じで踏み跡は薄い。





2分ほどで分岐に着く。
大垈山真ん中の踏み跡を下ってきた。








こっちが前回気になった道。標識は左へ大垈山を指していて、右へ続く道へは何も書いてない。
大垈山へ向かう道より右へ行く道の方が踏み跡は濃い。


右へ進むと、最初ははっきりしていた道はだんだんと踏み跡が怪しくなってきた。左に大垈山の盛り上がりが見えている。
丘状の茫洋としたところを進み、高みを2つ超えたらサビサビの看板が目に入った。





足元にはリポビタンDみたいな瓶が。










そして前方には今日3度目の鞍部の分岐標識が。
なんだここに戻ったのか。


要するにこういうことだった。
ただの巻道だった。

これも地形図やGPSを見れば一目瞭然ではある。でもまあ楽しめた。
しかし大垈山周辺の情報なんて必要とする人はいるんだろうか?ほとんどいないだろうな。誰か一人でも役立ててくれたら嬉しいけど。

糖質制限食の方はクッキーを1枚だけ食べたが、あとはあたりめ、ナッツ、ゆで卵、マヨネーズで済ませ、特に問題無く下山できた。





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