2015年10月3日土曜日

2015.8下旬 蓼科山〜北横岳 1日目:蓼科山〜双子池




八ヶ岳を縦断しようと意気込んで出発。双子池→オーレン小屋→小淵沢へ下山という2泊3日の計画だったが、もはや恒例になりつつある途中下山の1泊2日となってしまった。




1日目
蓼科山登山口10:18 → 12:49蓼科山12:52→12:56山頂ヒュッテ13:17 → 14:49天祥寺平14:57 → 15:28亀甲池15:37 → 16:20双子池ヒュッテ



茅野駅のバス乗場で待っていると、来たのはレトロな装いの小さなバスだった。補助席を全て使っても20人くらいが定員で、マイクロバスと言っていいのかもしれない。
茅野駅からは8名ほどしか乗らなかったが途中からちょこちょこ乗車する人がいて、やがては補助席もほぼ埋まるくらいになった。その後北八ヶ岳ロープウェイで数名降り、蓼科山登山口で残りの大半が下車。


蓼科山登山口バス停の目の前に女乃神茶屋がある。普通の峠の食堂なのでまだ営業していない。他に売店などは見当たらず、自販機も無かったと思う。トイレはここから少し登った駐車場内にある。
登山口は女乃神茶屋から見て、下り方向斜向かいのバス停の所。



しばらく緩やかな笹の道。


笹が途切れた所から斜度が上がる。


岩がゴロゴロしてる。火山っぽい。
八ヶ岳の編笠山に形も登山道の感じも似てるなあと思う。編笠山はこんなに岩ゴロは続かないけど。
帰って標高差を調べて意外だったのは観音平からの編笠山よりこっちの方が200m近く短かったこと。今回結構疲れたので同じかそれ以上あるかと思った。岩の道は疲れやすい。


登り始めて1時間ほどで初めて背後に視界が開けた。
あの建物があるとこが霧ヶ峰だっけ? 後ろが美しが丘?


一旦平坦な道になる。少し下る所もあって、地図をろくに見てなかったせいで道を間違えたのかと思った。
でもまたすぐ登りになる。




左にこんな崩壊地があった。


ガスガス


 あっ樹林帯抜けた。


岩だらけ。やっぱり編笠山に似てる。


右に小屋が見えて、ここから左折して山頂へ向かう。


ガスガス


こんな天気でも大勢の人が山頂にいて、思い思いの場所で座り込んでいた。
山頂から降りて行くとき、前を歩いていた中年男女二人連れの女性の方がブーッ、ブーッ、ブッと続けておならをしていて、男性の方が苦笑して何か言って、女性が何か言い返してたのを見た。見てしまった。(聞いてしまった) 自分に何の関係も無い女性のおならは人生初体験だ。


蓼科山頂ヒュッテまで戻ったら、外でラーメンを食べてる人がいて、見てるとすごくラーメンが食べたくなった。これまでの経験からたぶんそんなに美味しくないんだろうなと思いながらも抗えず、注文して食べたがやはりあまり美味しくなかった。でもここのおじいさんが色々と話しかけてくれ、ガスで滅入っていた気が少し晴れたのは良かった。

余談だけど、以前同じ八ヶ岳の、稲子から登る途中にある、名前を忘れたがミドリ池のそばにある小屋でラーメンを頼んだら明らかにサッポロ一番で、それは全然いいんだけどやけに薄味で、山では珍しいなあ自然食派な人なのかなあ、いやそれでサッポロ一番は無いよななんて考え込んで食べていたら、ただたんに混ぜてないだけで底の方に濃いスープの元がみっちり残ってたなんてことがあった。

食べ物で他に強く覚えてるのが、まだトレラン(最初トレランから入った。今は全くやらない)始めの頃、おかきの匂いがぷーんとしてきて、おかき食いてえーと強烈に思ったことだ。おかきの匂いなんてそれまで意識したこと無かったから、おかきってこんな匂いだったなあと強く印象に残った。もちろん翌週からおかき持参で登った。
僕の好きなのは海老のおかきで、柿ピーや チョコをつまみつつ歩きながら、ここぞというときに海老のおかきを食べると幸せ度が違う。笑顔になれる。


ヒュッテから下っていく。下る人も多いが登ってくる人も多いので軽く渋滞気味だ。


 蓼科山荘。壁の色がいい。この辺で少し晴れ間が見えるようになった。少し遅い。


山荘から右折して天祥寺原への道に入る。
双子山経由の道とどっちがいいか迷ったがなんとなくこっちへ。
でもちょっと退屈な道かな。いや僕が疲れていただけかもしれない。この日はヘトヘトだった。

左からの涸れ沢に当たる。

この涸れ沢を下っていくと、やがて笹の平地に到着する。



突き当たりに天祥寺平という標識が立っていて、右と左に道を分ける。
気持ちのいい所だ。
しばらくゆっくりした後、左へ向かった。


ここで右折し、亀甲池へ向かう。
晴れ間が見えてきて気分も明るくなってきた。


ゆるく登った後、下って行くと亀甲池に着いた。



すごい木だなと思って撮ったけど、この先いくつもこんな岩の上に乗った木を見ることになる。



やがて原生林の中の道になる。


この亀甲池から双子池までの道がすごく良かった。
たくさんの倒木、岩、苔。
岩や倒木の上に苔が密生していて、気がふっと遠くなるような静かな所だった。


双子池の雌池が見えてきた。テントがたくさん見える。この雌池の周りがテント場で、砂浜に10〜20ほど張れるかな。あと樹林帯の中にぽつぽつと個室がある。いいところだ。
双子池ヒュッテは雄池のほとりにあるのでまずそこへ向かう。途中、樹林帯の中の適地を見つけたのでそこへザックを降ろした。今夜から明け方まで雨予報だったので、遮るものが無い砂浜は避けようと考えていた。財布だけ持って双子池ヒュッテへ向かう。

結構歩いて双子池ヒュッテと雄池。
受付のおばさんとテン泊のやり取りを済ますと、窓際に座っているおじいさんが丁寧に水場などについて説明をしてくれた。池の水は美味しいよ、栄養もあるよ、看板の所は平らだけどどろどろだから張らない方がいいよ。

ビールを買って一旦雌池へ戻り、ツェルトを張る。
一息ついた後、水筒をかかえまた10分くらい歩き雄池へ戻った。
虫が浮いてたりするので避けて汲んだ。小さい浮遊物までは避けれないので気にしないことにする。


夕方は気持ちよく晴れていたが、20時くらいからだったか雨が降り出した。本降りに近い。
明日はどうなるだろう。予報通り晴れだといいけど。




2日目へ続く






0 件のコメント:

コメントを投稿