2017年5月5日金曜日

2017.3下旬 オッ立南尾根




オッ立周辺は雰囲気のいい雑木が広がる静かなところだ。



笹子駅7:27 - ガードレール切れ目8:32 - 8:38取付8:52 - 10:08オッ立10:28 - 景徳院11:28 - 11:55甲斐大和駅

取付きから尾根に上がるまでがかなり急で、木や根っこに掴まって這い上がった。ここからはもう登りたくないのでまた来ることがあれば巡視路の取付きを探そう。




地形図に記載されている道を追おうと思っていたので、滝子山への道を道証地蔵で分けてしばらく進んだあたりからGPSと地形図を見つつ慎重に進む。
地形図の道が分岐するところでちょうどテープを発見したが、先はただの沢に落ち込む斜面で、行けそうな感じじゃない。

見送って林道を進む。地形図に書かれている対岸の道も確認できなかった。


林道が左にカーブするところに青テープを発見。ここから沢に降りていく。


沢の水量は少ないのでその点は苦労しないが、倒木や岩で歩きにくい。
ところどころ道の跡が見受けられた。やはり道はあったんだ。地形図から察するにたぶん送電線巡視路だと思うが、この辺は砂のような地質なうえに両岸が急斜面なので道の維持は難しいだろう。歩いている数分のうちにも2箇所ほど崩壊地が見られたし、石が落ちてくる音も何度か聞こえた。


沢が右へ曲がるところへ降りてきている尾根から上がることにした。
ここで身支度したり行動食を食べたりしたが、向かいの崩壊地から小石が落ちる音が頻繁に聞こえてきて落ち着かなかった。


下から見てる限りではまあ大丈夫だなと思っていたが、毎度のことながら取り付いてみたら厳しい。木や根に掴まって這い上がっていく。

油断すると落ちてしまいそうだ。
子供の頃、下から見たら平気そうに見えたところでも、いざそこから飛び降りようとするととても無理で引き返したことがあるが、同じ原理だろうか。


まだかまだかと思いながら休み休み登り、やっと尾根に乗り上げた。
南東側が植林帯で、そのキワに踏み跡らしきものが上がってきてるようにも見える。こっちからの方が楽に登れたのかな?
わずかに先へ進んだところに送電鉄塔が建っていて、そこからいったん鞍部に降りると巡視路の標柱があった。御馴染みの黒階段が北西から上がってきている。そうか早まらずもう少し沢を進んでいれば巡視路から登れたということか。


右が植林、左が雑木の尾根上を進む。薮は無く歩きやすい。


しばらく登ると植林は姿を消し、すごくいい感じになってきた。


とてもいい。


地形図のとおりだんだん傾斜がきつくなってきて、足をこまめに止めながら少しずつこなしていく。さっきの取付きのようにずり落ちる怖さが無いぶんましだ。


傾斜が緩んできたら標識が見えてきた。オッ立だ。




オッ立到着。ここに来るのはたぶん初めてだ。
南尾根はきつかったが雑木が気持ちのいい尾根だった。もっと楽ならまた来たいと思うが...。

北東の曲沢峠方面は雪が残っている。
西の大鹿峠方面は雪がほとんど無いのでそっちへ降りることにした。


いい感じだ。


登山道に合流し北西へ進む。
奥に見えるのが大鹿山で、こないだ来た時はそれを越えて大鹿峠手前の分岐から景徳院へ降りた。今日はひとつ手前の尾根から景徳院へ降りてみることにしよう。
あのときは木々の美しさに感激したが、今日歩く尾根はどうだろう。


うーん断然あっちの道の方が良かった。こっちはこの写真が精一杯というところだ。悪くはないけどあっちが良すぎたということだろう。植林の割合が少なかったというのもあるし、パッと見た時の木々の感じ、受ける感動が違った。


もうすぐ登山口という辺りで数年前に歩いた時の記憶が浮かんできた。そういえばここ犬がすごく吠えるとこじゃなかったっけ?
檻があって…、中に猟犬みたいなのが数匹いて…、と思いだしてたらまさにその檻が見えてきた。やっぱり。でも一頭しかいない。他は死んじゃったのか狩りにでも行ったんだろうか。目を合わさないようにそそくさと通り過ぎたが吠えられなかった。


無事下山。正面に見えるのは水野田山だ。登ったことがなければ気にもとめなかっただろうな。




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