2019年4月22日月曜日

2019.02中旬 駒橋から沢井への峠越え






今回の動画は肝心なところが撮れてなかった。



今回も大月駅南側の狭い狭い範囲の中の話。

菊花山と沢井沢ノ頭間を繋ぐ登山道を横切って、東の駒橋と西の沢井を結ぶ破線(徒歩道)が地形図には二本描かれている。昔からある峠道と思われ、手持ちの1995年版地形図には御前山にも菊花山にも道記号は全く描かれてないが、この二本だけはしっかり載っている。
その二本の破線をいっぺんに歩こうと、まず最低鞍部をとおる南側の破線を駒橋側から沢井集落の最上部あたりへ抜けたあと、引き返して今度は北側の破線を駒橋側へ抜けてみようと考えた。
南側の破線は、一部藪がひどかったものの、かすかな道の名残をところどころ拾ったり拾えなかったりしながらも歩きとおすことができたが、北側の破線は濃い笹藪に取っ掛かりを見つけられず、また朝陽の差す向きと逆だったせいかえらく雰囲気が暗かったのもあり断念した。わずかな距離なので気合いを入れれば行けたかもしれないけれど全くその気にならなかった。


今回もウェアラブルカメラを作動させていたが、またも操作をミスっていて峠越えの肝心な部分がほとんど撮れてない。


大月駅から御前山へ向かう道を進み、林道が二股にわかれるところでいったんザックをおろし身支度をする。右の斜面を登れば菊花山で、二股を左に行くと御前山。今日はまっすぐ進む。


林道の終点。この先から細い山道になる。


山道に入ってすぐ左側にドラム缶なんかが転がっている均されたような平坦地があった。隣が植林帯なので道具や資材を置いているのかもしれない。


この二股は道なりに左へ進んだ。


だんだんと荒れてくる。


沢を左に分けるとやがて道は消滅したが、ときどき赤テープがあった。



ちょっとした藪を抜けるともうテープも見なくなった。たぶんこの辺で本来の道筋を外れたように思う。とりあえずそのまま一番低いところを歩いていく。
やがて周りは植林一色になっていったが、間伐がされているため見通しがきき、これから向かう稜線のたわみも前方に見えていた。なんとなく右側斜面に道がとおっているような気配を感じつつもしばらくそのまま進み、いよいよ傾斜がきつくなってきたところで右斜面へ上がっていくと、峠に向かうらしき道筋に出合った。

このあたりからなぜかようやく動画が撮れている。節約のためカメラのスイッチを入れたり切ったりしていたのがよくなかったのか。


登山道に出たところ。


これは登ってきた駒橋方向。知らないと踏み跡には気づかない。

ここで一休みしたあと、沢井方面へのはっきりした踏み跡に入った。
少し歩くと左に踏み跡が分岐していたがどうも鹿の踏み跡のような気がしたのでそのまままっすぐ進む。まずは破線に沿っているこの踏み跡を追うのが先決だ。

でもやがて踏み跡は笹の藪になった。かすかな踏み跡があったりなかったりする藪を抜け、植林帯を抜け、ちょっと一息入れたところが下の写真。



再度笹藪に突入。一見まったく道などないように見えたが入っていくとかすかな痕跡のようなものがあり、それはやがて明確な道の跡になった。


道跡が行き止まったところは少しだけ広くなっていて、なぜかごろんとバスタブが転がっていた。なんだこれは? 小屋跡かな? それとも誰かがここへ廃棄したのか。




バスタブから先はもう全くの笹薮で、取っ掛かりが掴めないのと、見ているだけで憂鬱になりそうな暗い雰囲気だったのもあり、もう一つの破線を歩くことはあきらめて沢井集落の方へ降りることにした。


バスタブから降りてくると下草のない明るめの植林帯に出た。
しばらくここで、トラバースして沢井集落下部へ降りていくもう一つの破線の入口を探したが見つけられなかった。


周囲をうろつきまわっていると、一段降りたところに大きな釜のようなものを発見。やはり家か小屋かあったんだろうか。


南東方向に行ってみるとこんな大岩がぽつんとあった。大岩にはよく祠やお地蔵さんが置かれているが、何も発見できず。


その大岩の少し先は断崖みたいになっていて、覗き込んだらこれは道の跡じゃないか!?
さっそく下まで降りていき、そこから上へ登っていくと、さっきまでうろつきまわっていた植林帯の端っこのほうに出たところで赤テープを発見。やはりこれは道だったんだ。



赤テープのところで踵を返し、そのままえぐれを下っていく。倒木などで荒れてはいるが、しっかりとえぐれが残っているので往時は相当歩かれていたと思われる。


左手にお地蔵さんを発見。これを見て峠道であることを確信した。


沢井集落最上部に出た。


出たすぐ右手には建物があり、蕎麦屋ののぼりがはためいていた。


高川山が正面に見える。


あとは集落内の舗装路を抜けていき


国道139号線に出て、大月駅まで歩いた。



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