2018年7月23日月曜日

2018.4下旬 デン笠-金ピラ山



デン笠山頂のほんの僅か東に、コース上唯一の展望場がある。これは高尾方面の眺め。



四方津駅 6:34
大丸 8:30
金山峠 9:02 - 9:23
デン笠 9:28
金ピラ山 9:49
秋山ネスパ 10:34

大丸から秋山へ降りていくこの地味な尾根、今回秋山温泉と絡めて短くシンプルに歩いてみることにした。
最初はもうちょっと長く、高柄山から倉岳山へ東西に伸びている稜線も合わせて歩くことも考えたけど、なかなかあの稜線はアップダウンがきついので、結局この短い区間だけにとどめることにした。温泉前のひと汗といった感じだ。予想どおり人通りは少なく、途中行きかったのは一人だけだった。



四方津駅から歩きだす。
ちょっと秋田犬っぽい顔の猫が見送ってくれた。


大丸ー四方津駅の区間は、下りで何度か歩いたことがあるが登りは初めてだ。
人気のある山域とは言えないのに、しっかりとえぐれた道がついているのは、交易や山仕事などで昔から相当歩かれたからなのかもしれない。
途中のコブも全て巻いていて、最小限の労力で歩けるよう作られているので歩きやすい。


今日の最高峰大丸到着。
山頂の僅かな切り開きから高柄山方面がほんの少し見える程度で、基本的に樹林が覆っている。


大丸から下っていくと分岐標があらわれた。
今日のお目当ての尾根道はここを左折。初めてなのでちょっとわくわくする。でもなんだか植林が多そうだ。


すぐに車道を横切る。


やはり植林帯だ。
集落が近いので最後までこんな感じかもしれないな、やだなぁと思いながら歩いていたら、649mのコブを越えて少しのところで唐突に植林は終わり、新緑の木々が広がった。

新緑と木漏れ日、こうでなくちゃ。


金山峠に到着。最近作られたように見える新しめの標識が建っていた。

この椅子に腰掛け、明るい南側を向いてコンビニで買った弁当を食べた。逆の北側は植林帯だ。


デン笠通過。展望は無い。この日踏む山頂は全て樹林に覆われていた。


しかしそのデン笠から30秒くらい進んだところに伐採地があり、本日一番の展望が開けた。やったーと思ったが、冷静に見ればそれほど眺めが良くはない。
でもずっと樹林帯だったからかなり開放感を感じ、しばらくここで和んでいくことにした。アゲハが飛んでいたので狙って何枚も写真を撮ったりして。こんなところがあるって知っていればここで弁当を食べたのにな。

これは丹沢方面。全方面こんな風に背の高い木々に取り囲まれている。


伐採地から12分程歩き、金ピラ山を通過。

僅かな標高差だけど、下に降りていくほど明らかに緑が濃くなっていく。こないだまで淡い色合いの初々しい葉っぱだったのがあっという間に青年期ぐらいまで成長している。今年は早い。


植林帯に入ったところで分岐標があらわれた。左は桜井峠経由一古沢方バス停、右は桜井バス停・秋山温泉。
ここで秋山温泉から出る送迎バスの時刻表を手にしばし思案。
もともとは一古沢へ行って温泉へ寄るつもりだったが、そうするとたぶん11時半発のバスには間に合わない。その次のバスは14時発と時間が開き過ぎる。よし右へ降りよう。


分岐から2分くらいでゲートに降り立った。10:09 今日の山はこれにて終了。







10:34 秋山温泉到着。
ここはプールがあるので水着を持参していたが、持ってきていたことをすっかり忘れていて、温泉から上がった時に思い出した。まあいいや。というか泳いでいたらバスに間に合わない。

風呂から上がってちょっとだけ時間の余裕があったので、建物前に出ている地元の直売所で野菜を少し買い、11時半発のバスに乗り込んだ。
もう降りてきたの? と運転手に言われつつ座席に腰をおろし、バスの中に貼ってある紙を見て初めて知ったが、この送迎バスは月〜土のみで、日曜は動いてないそうだ。これは記憶しておこう。

運転手さんと、顔見知りらしいおばあさん二人がずっと道中話していて、聞くともなしに聞いていると、今年はやはり山の緑が早かったらしい。あっという間だったねえとお互いに何度も言っていた。


上野原駅で降りるのだが、なんだこれは! 俺の知っている上野原駅と違う。もっと古臭い作りの駅だったのに。

改札はどこだと見回すがよくわからず、階段は見当たらなかったのでとりあえずエレベーターに乗ったところで、すぐ後に乗り込んできたおじさんに訊ねると、これでいいんですよと言いながらボタンを押してくれた。


エレベーターを降りて、長い通路を渡っていると、下に懐かしの南口が見えた。
これはこのまま残しておくのかな?



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