2017年12月26日火曜日

2017.12初旬 花咲山





花咲山だけだと短いので岩殿山と絡めて登る人が多いようだ。
僕も最初はそのつもりで準備していたが、睡眠不足が続いていたので前夜になって億劫になり、岩殿山は登ったことあるし花咲山だけでいいかな、でもそれだけだとなあ、などとぐずぐず迷ったまま眠りについた。
で当日朝もまだ迷っていたのだけど、大月駅で降りて改札を出ると、「岩殿山は崩落のため入山禁止」と書かれた看板が目に入ってきた。なんだどっちみち登れなかったのか。開通は12/9とあるので一週間ほど先だ。

大月駅 6:45
サス平 7:56
花咲山 8:28
お伊勢山 10:16
初狩駅 11:15

季節が良かったからかもしれないが思いのほか良い山だった。眺めもあったし、静かだし、手軽だし、気にいった。また来よう。


大月駅から標識に従って進み登山口へ到着。
隣は中央高速で、車がびゅんびゅん走っている。


手強そうな笹を切り開いてつけられた道を登っていくと、尾根に上がったところに祠が置かれていた。大月の街を見守るかのような佇まいだ。



最初はこんな感じで笹が多いがやがてすっきりてしくる。黒階段があったので巡視路を兼ねているのかな? 刈払いはされている。


たまにこんな眺めのいいところがあった。奥は高川山、手前はゴルフ場。


いい感じになってきたぞ。



ちょっとしたデコボコをふたつほどこなし、サス平と標識がかかっている山頂へ到着。7:56。
木々に囲まれているが隙間から少し景色が見えた。


あとひと登りで花咲山という鞍部に花咲峠と書かれた標識があった。
左右に道跡が確認出来るが、左(南側)はゴルフ場になってしまっているので、もう越えることは叶わない峠道ということになる。北側からここまで登ってくる道は生きてるのかな? いやたぶん廃道状態だろう。


8:28 花咲山到着。
祠に挨拶したあとゆっくりと朝食をとる。陽が当たってぽかぽかと気持ちいい。
男幕岩と書かれているがなんのことだろう? 岩なんてないけどな。10分ほど手前で大きな一枚岩を見たけどそれのことかな?


花咲山からしばらく行くと迂回路と書かれた標識があり、その先には暗い植林帯の中にロープが伸びているのが見える。
暗い斜面の道は嫌なので真っ直ぐ尾根を行くことにしたが、こちらは難路と書いてあって胎内仏道と併記がある。胎内仏道? 


尾根の道はロープが張られた急坂で、落葉のせいもあって滑りやすい。岩も出てきて雪がつくと怖そうなところだと感じた。
ここに限らず、今日歩いたコースは滑りやすい急坂がちょこちょこあった。


大岩の横の狭いところをすり抜けていく。
なるほど、ちょっと険しい岩の道を登ってきて大岩の隙間を抜けていくというルートなので胎内仏道とつけられてるんだろう。この狭い隙間が産道ということか。となるとこの道は今日僕が歩いたように大月駅側から歩く方がいいんだろうな。


大岩から6分ほど歩くと眺めがいい大きな一枚岩の上に出た。山と高原地図に露岩と書いてあるところだと思われる。女幕岩というのか。


逆まで来てみたら立入禁止と書かれた紙がつけられていた。ちょっとわかりにくかったが南側の巻道を通るのが正しかったのかな。

岩の辺りからは西側と北側の展望がある。
正面は滝子山東稜を歩いた時に通過した殿平。左奥は鶴ヶ鳥屋山あたりか?

北側の眺め。最奥の鞍部が湯ノ沢峠だ。この日は晴れてはいたが雲が多かった。
この岩からの眺めが今日のハイライトだったかな。雲が多いのが惜しいが、湯ノ沢峠までがすーっと見えるのは新鮮で気持ちいい。


雑木の道から最後は植林帯になって麓の道路に降り立った。さあお伊勢山だ。ここは大月富嶽十二景のひとつだった記憶があり、なんかのときに行こうと思っていたところだ。


行き方がよくわからなかったが途中に看板があった。
下調べをしてこなかったので知らなかったが、お伊勢山を中心に五つの神社や寺などを巡るコースが設定されている。へーこんなのあったんだ。


順路通りに進んでいたが、途中の標識をいい加減に見ていたせいで変なところから登るはめになってしまった。
お伊勢山はこんなふうに山全体が刈られていて遠くからでもわかりやすい。そして嬉しい発見! 桜の木だらけだ! これは花の咲く時期に再訪しないといけないんじゃないだろうか。


五福参りの真ん中にあるこの神社までで下山することにした。今日の無事の感謝を伝える。


高川山を正面に見ながらお伊勢山を降りる。

あとは舗装路を長々と歩き初狩駅へ向かった。




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