2016年8月24日水曜日

2016.8中旬 折立から黒部ダムへ3泊4日 1日目:折立-薬師峠・薬師岳往復







折立から入り、未登の薬師岳-黒部五郎岳-赤牛岳へと稜線を繋ぎ、読売新道を下る3泊4日。


総距離:64.47km 1日平均歩行距離:16.11km



1日目 
折立 8:57
三角点 10:14
五光岩 11:14
太郎平小屋 11:50−11:57
薬師峠 12:12−13:01
薬師岳 14:42−14:54
薬師峠 16:10

行動時間:7時間13分 歩行時間:6時間5分
歩行距離は14.54kmと4日間で一番少ないが、登り最大標高差は1581m、累積標高は1698mと、どっちも4日間で一番多かった。

薬師岳山荘には外来の方のトイレ使用不可との貼り紙あり。我慢に我慢を重ねてここまで来た人は、はぅわ〜ってなるんじゃないだろうか。搬入の遅れとかだと思うが、売店も閉まっていた。



夜行バスで富山駅へ。
3列だけど前後の間隔が狭くて脚が伸ばせず窮屈だったが、4時間くらいは寝れたので上出来だ。

折立行きのバスが出るまで1時間あるので、ローソンで買い物をし、トイレを済まし、駅で蕎麦を食べてとやってるとバスがやってきた。
このバスの予約がなかなか取れなかったけど2台走らせるわけにはいかないんだろうか?2台分までは乗る人いないのかな?

昭和を感じさせる古いバスに乗って折立まで2時間。
半分の1時間程のところで立山アルペン村に立ち寄るので、敷地内のセブンイレブンで行動食の補充をした。


8:57折立登山口を出発。
薬師岳を往復する予定なのであまりゆっくりはしていられない。が、多くの人がそうだと思うけど歩きだしはゆっくり歩きたい。日帰りなら別だけど3泊しなきゃいけないし。

太郎平小屋までは休憩を取らずに歩く事にし、ゆっくりゆっくりと自分に言い聞かせながら歩き始めたが、人が多いので足を速めたり立ち止まったりなどでなかなかリズムが取れない。でも繁忙期だから仕方ないよなどと思いつつ樹林帯を歩いてる内にいつの間にか渋滞にはまっていた。

まあよくある事なので、止まったりゆっくり進んだりを繰り返しながらのんびり歩いていたが、よく前を見ると僕の7~8人先が5人程のパーティーで、その人達が渋滞の原因だった。
先頭の5人組の内2人が足が速く、ある程度進んだところで足の遅い3人を待っているのだが、その3人が先頭に追いついたところでその後ろに連なる何十人を先に行かせればいいのに、3人が合流したらまた一緒に歩き出してしまうのだ。それを延々と繰り返している.....。そしてその先頭2人の前にはガラガラの登山道が伸びている.....。
僕は前の方にいたので気付いて追い抜いたが、曲がりくねった樹林帯なので少し後ろの人は全く状況が分からなかったはず。なんで譲らないんだろう?

そこからはサクサク進んで樹林帯を抜け、三角点を通過。三角点に置いてあるベンチは人でびっしり埋まっていた。

11:14 五光岩のベンチ通過。ここも休む人でびっちり。

左に薬師岳が見えている。今日はあそこまで行かないといけない。
薬師峠からの山と高原地図往復コースタイムは4時間50分だけどそんなにはかからないだろう。
標高差を考えても3時間半あれば往復出来そうな気はするが、初めて登る山で様子が分からないので余裕は持っておきたい。


太郎平小屋手前はなだらかでさわやか感のある気持ちいい道だ。
気温は20度程。樹林帯も暑かったが、尾根上も日差しが直接当たって熱い。太郎小屋でコーラを飲むことを楽しみにてくてく歩く。


11:50 太郎平小屋着。コーラ休憩。350ml400円。
前回は折立からここまで3時間半程だったが今回は3時間切ってる。ちょっとペース早かったかな。。。
後で脚が攣ったりとかが怖い。薬師岳へはゆっくり行こうと改めて自分に言い聞かせた。

休憩してる間にも続々とテン場へ向かう人達がいる。
ちょっと焦るがまだ昼だし張れないってことはないだろう。



まだ結構空きがあるな。


ツエルトを張って、セブンイレブンで買ったおにぎり2個と卵焼きの昼食を済ませ、ザックに水と雨具とライトを入れ薬師岳へ向かう。
テントの受付は14時過ぎないと始めないそうなので後回し。

最初は沢沿いの急登。


沢の水が伏流して見えなくなった岩ゴロの道を登っていくと薬師平に出た。
穏やかな草原が広がるのどかなところだ。


主稜線に乗るといきなり強い風が吹いていた。
汗が一気に冷えたが、ウインドブレーカーを羽織らずに半袖のままなんとかいけそうだ。気温はやはり20度程。


薬師岳山荘には外来はトイレ使用不可の貼紙と、売店食は終了したとの貼紙あり。
トイレを当てにしてきたら大変だ。この辺は身を隠すところが無いぞ。


東南稜が分岐するところにこんな建物があったが、これが地形図に書かれている避難小屋だろうか?


 これは昭和38年に東南稜で遭難があったため建てられたケルン。


その東南稜の向こうに、あさって歩く水晶岳から赤牛岳への稜線が連なっている。
あさっては逆から薬師岳をながめて歩いてるんだろうなぁ。


奥が頂上だ。人が大勢いるのが見える。


12:12 薬師岳山頂。
社があったので無事を祈願した。

さっき歩いてきた太郎兵衛平への道が見える。
その向こうに有峰湖。
白山は見えたんだっけかな? 確かうっすらと見えていたはず。

ここに来て初めて劔、立山方面が見えた(本当は駅やバスから見えていた)。
この稜線もいつか歩いてみたい。でも結構アップダウンがあってきつそうだ。

今回の最終目的地である黒部ダムの方向。

ずっしりした赤牛岳。あさってはよろしく!


下山にかかる。

手前の小屋が薬師岳山荘で、奥に太郎平小屋が見える。あの気持ち良さそうな稜線を明日歩くんだな。


その稜線の先に黒部五郎岳。
奥に笠ヶ岳が見えていたが隠れてしまった。あそこもいつか行かないとな。





だいぶテントが増えてるなぁ。昼の倍くらいはあるか? ある程度間隔をあけて張られていたのがもうびっちり埋まっている。

テントの受付を済ませ、ビールを購入。缶捨て場もあるし水はじゃんじゃん流れているしトイレも綺麗でなかなか居心地のいいテン場だ。
テントは700円。繁忙期だからここの管理小屋に14時から17時半ごろまで人が出張ってきている。
前に9月に来た時は管理小屋は無人で、太郎平小屋でテントの受付や買物をした。その時は15から20張くらいでのんびりしたものだったがさすが最盛期だ。

ビールとあたりめを胃に入れながらぼんやり眺めていると到着する人がまだまだいて、そこがあったか! と思うところに上手くテントを張ったりしている。なんとかなるもんなんだよな。

つまみで腹が膨れてしまい、仕込んだアルファ米は半分も食べれなかった。
歯を磨き、目覚ましを2時にセットして寝る体勢に入ったが寝付いたのは21時頃だったか。


2日目:黒部五郎岳へ




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