二十六夜山より
前回に引き続き、軽めで新緑が楽しめる山ということで前から気になっていた今倉山と二十六夜山へ。
今倉山は東峰も西峰(御座入山)も展望は無し。
展望が良いのは圧倒的に松山(赤岩)で、360度に近い展望が得られる。この日は霞んでいたけど八ヶ岳も見えた。
二十六夜山からも富士山と北側の都留市方面の展望あり。
展望以外で良かったのが植林が少なかったことで、最後の沢を行く所以外、雑木一色だった。
ここは展望もあるけど木を楽しむ道でもあると思う。
短い区間だけど太い木や存在感のある木が多かったのが印象的で、何十年か後にまたこの道を歩いて、さらに大きくなった木々と再会できたらすごく嬉しいだろうなと思った。
都留市駅からのバスには5人ほど乗車。
少ないなと思っていたが道坂隧道バス停のところの駐車場には車が何台か停まっていて、10人程が準備中だった。そんなに混む山でもなさそうだ。
いつもは登山口でゆっくり準備するから一番最後に出ることが多いんだけど、団体さんより先に行かねばと早めに出発する事にした。
15分程歩くと御正体山との分岐である稜線に着いた。
ここで左折して今倉山へ向かう。
今倉山東峰に到着。展望は無い。
東峰から一旦下って西峰へ向かう。
途中ヤブレガサ(あってるかな?)の群生があった。
御座入山(西峰)。ここも展望無し。
頂上感はあまり無く、道上の通過点という感じのところ。
松山(赤岩)到着。
ここは東方向が今倉山に遮られるが、あとはぐるりと展望が広がり、大菩薩や奥多摩方面、南アルプス、うっすら八ヶ岳も見えた。
富士もいいけど山の緑もこの時期ならではの細かく光をはじくような眩しさだ。後1か月ぐらいはこれが楽しめるかな。
食事を摂ったりとゆっくりしていたが混んできたので二十六夜山へ向けて出発。
あまり伐採の手が入らなかったということなのかな。
一旦林道に出て、右に少し進んだ所からまた山へ入る。
左の三角がたぶん二十六夜山だ。
あまり調べてこなかったので富士山が見えるとは知らなかった。
赤岩が混んでたらこっちでゆっくりしてもいいかもしれない。
これは北側の展望。
少し降りた所に二十六夜塔が建っていた。
しばらく行くと尾根を外れてトラバースしながら沢へ向かって降りていくようになり、下っていくにつれやはり植林帯になっていく。
バリエーションコースを歩くようになって、ここに道が無かったらどう行こうかとか、なんでこんな道のつけ方をしたのかとか自然に考えるようになった。
ここは二十六夜待ちでたくさんの人が山へ行き来したらしいけど、昔から道は変わっていないんだろうか?
沢を伝って行くのは分かりやすくて水も取れるけど道が荒れやすいし、ここのようにトラバースが長いと迷いやすくなる。なんで尾根を真っ直ぐ行かないのかと思うけど途中の急なところが厳しいのかもしれない。
なんてことを地形図を見たり周囲の地形を見つつ歩くのはすごく楽しい。
でも前回の三ツ森北峰の下りもそうだったけど、道や踏み跡があるからこそ容易に下れるんであって、無かったらほんとに下りは難しいなと思う。
先にもかっこいい木が。
舗装路に降り立ち、標識に従って右へ進むとだんだんと家屋が増えてきて県道に当たった。
標識が整備されていて分かりやすい。
二十六夜待ちって今では全くしないのかな?しないだろうな。
温泉に行く人達なのか結構車通りの多い道だった。
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