2016年4月2日土曜日

2016.3中旬 水野田山〜古部山 猟犬クロに会う



宮后山まで行こうと思っていたが、チェーンスパイクにつく雪団子にうんざりして古部山で引き返した。

セブンイレブン7:42→7:58導水管→8:50水野田山8:58→9:09大志戸木の実の里森林公園→9:42大天狗山9:53→10:10竜門山→10:39古部山10:54→12:23水野田山→13:21甲斐大和駅


最近登った所はみんなそうだったけどここも雑木が大半の気持ち良い尾根で、できればまた新緑の時に歩いてみたい。
道はしっかりしていて、特に水野田山から大天狗山間は、あいだに大志戸木の実の里森林公園というアスレチック公園を挟んで木段が整備された立派な道が通っている。どんどん山深くなっていくと思っていたからこの公園に出くわした時はびっくりした。
山と高原地図にはこの公園との記載は無いけどなんでだろう? 平成6年竣工と看板に書かれてたからもう建ってだいぶたってるのに。




毎度のセブンイレブンで買い出しをし、国道20号を東へ。
景徳院方面の道へ入ってすぐに、松智院への階段が現れるので登っていく。
奥に松智院が見えてくるが、その手前を右折。


すると導水管が見えてくる。


その導水管の脇につけられた道を登って行く。鹿の糞だらけなのでなるべく踏まないように歩いた。山からおりてくるのにこの道を使うんだろう。


鹿除けのフェンスが途切れたので左側の尾根に入ることにした。


藪はなく歩きやすい。


導水管最上部から踏み跡が続いてきているのが確認できた。
写真に写っている青テープが、ここから水野田山まで点々とつけられていた。踏み跡もしっかりしている。


急坂。


反射板が現れた。


この反射板のところが今回一番の展望場だった。
やっぱりこういう開けたところが無いと飽きてしまう。


無線反射板を過ぎて1分。神社の奥社みたいなとこが現れ驚く。


8:50 水野田山に到着。
標柱には、水野田山(音沢の頭)と書いてある。

南大菩薩方面が見える。あれは大谷ヶ丸かな。


水野田山から北へ向かうと、それまでと違い整備された道になった。木段まであらわれおやっと思う。


木段を歩いていくと左手に展望台が見えてきてまたおやっと思い、林道に出ると15台程停めれそうな駐車場があり、志戸木の実の里森林公園という看板が立っていた。何だこれは?


林道を渡って公園に入るとこんな感じでアスレチック設備がいくつも設置してある。
来る人いるのかな?


公園を過ぎると雪が増えてきた。鹿や小動物の足跡がついていて人の足跡は僕のだけだ。


9:42 大天狗山。
整備された道はここまで。この先少し急な下りがあったのでチェーンスパイクを装着した。


11:17 竜門山。
山名標識になぜか日本国と書いてある。


スパイクに雪と落ち葉と泥の団子がついて、数歩歩くと厚底靴を履いたように大きくなってしまいとてもうざい。
少し歩いては足を振ったり木にぶつけたりして団子を落としながら歩いた。

奥に行くに従って雪は深くなるし天気も悪くなるしで、この頃には古部山まで行ったら引き返そうと決めていた。


10:39 古部山着。15分ほど休憩。


引き返す。


12:23 再び水野田山。
ここは西からも道が上がってきていて、写真がその道だ。植林と自然林のキワにつけられている。
ちょっと偵察してみたけど急下りなのですぐ戻った。

祠を過ぎ、無線反射板を過ぎたところは、行きは気づかなかったけど東に分かれる隣の尾根へ行きそうになる。
テープがたくさんついていて誘導してくれるので見落とさなければ問題無いが、同じ道の行き帰りでも下りはやっぱり難しいと思った。
ただ、地形図を見る限りそっちの尾根も行けそうな感じもする。道があるかもしれない。


ここからは結構な急下りで、ああこんな急坂を登ってきたんだな~と思いながら下っていると、バーンと銃声が聞こえた。

右から聞こえた気がしたので、この尾根じゃなさそうだけど怖いなあ鹿の糞が沢山あったから鹿撃ちかな、なんて思ってたら、じゃらんじゃらん鈴を鳴らしながら三匹の犬がすごい勢いで上からこっちめがけて下ってくる。
うひゃーこっちかよ! 恐怖が体を駆け巡ったが、慌てるな何事もないよう普通に歩けと自分に言い聞かせる。まるでヤクザにあった時みたいな心持ちだ。襲いかかられたらひとたまりもないなと思ったが、三匹ともこちらには目もくれず僕の横を一目散に下っていった。茶が2匹に黒が1匹。あー怖かった。
と思ったら甲斐犬みたいな黒い犬がタッタッとこちらへ登り返してくる。緊張と怖さで目を合わせないようにしていたが、敵意を全く発していないのはすぐ分かった。まわりをうろうろしながら僕の匂いを嗅いだりしていて、なんかやたらあどけない感じの犬だ。つられたのかもう1匹茶色の犬も戻ってきたがすぐにまた下って行った。道の端に体を寄せ、クロへほら行けというしぐさをしたら走って下っていった。

導水管最上部のところにさしかかったので、導水管沿いに道はあるかなと立ち寄って探ってみたが道は見当たらず。
元の道へ引き返してると、クロがまたこっちへトコトコと上がってくるのが見えた。そしてさっきと同じように僕の周りをうろうろしだしたので思わず笑ってしまう。きみ獲物を追わないでいいの?
猟の最中なのに気張った感じが全然なく、あどけない顔をしていてかわいい。多分まだ子供なんだな。猟犬見習い中ってところか。
しばらくうろうろと僕の匂いをかいだりしていたが、やがて任務を思い出したのかタタッと下っていってしまった。


銃声はあれから聞こえてこないけど、間違って撃たれたりしたらたまったもんじゃないと内心はかなりひやひやしていたので足早に降りた。

尾根がふたつに分かれる所まで下ってきた。左が朝登ってきた尾根。右へ降りてみよう。

右の尾根は植林帯の急坂だった。下部は作業の踏み跡が縦横に走っている。
これなら朝登った尾根の方がいいかな。


松智院の墓地裏手に降りて来た。ここまで来たら安心だ。扉を開けて外に出た。

クマも怖いが、鉄砲はもっと怖い。調べてみたら狩猟期間は11/15-2/15が基本で、3/15まで延長なんてことも珍しくないようだ。さらには管理捕獲といって、増えすぎた猿、猪、鹿については、通年捕獲作業をおこなうらしい。つまり1年中やってるということだ。
クマ鈴と笛は携行してるけど、服も派手目にしたほうがいいな。




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