2016年3月27日日曜日

2016.3初旬 笹子雁ヶ腹摺山北尾根-お坊山南東尾根



お坊山南東尾根下部の倒木帯


笹子雁ヶ腹摺山北尾根は鉄塔巡視路で、取付きからしっかりと道が付いていた。急登続きで、特に取付きからしばらくはきつい。植林地獄だと思ってたけどほとんど雑木だったのは良かった。

笹子雁ヶ腹摺山から米沢山まではアップダウンがいくつもあってへばるけど、すごく雰囲気のいい道だ。

後はのんびり下るだけだと気楽に考えてたお坊山南東尾根は、急な下りに結構気を使い、何と言っても最後200m程の激下りにはやられた。踏み跡も薄いし、尾根が分かれていく所では迷いやすいので初めて歩くなら登りがいいと思う。


甲斐大和セブンイレブン6:39→7:06道の駅7:35→7:57取付き8:10→9:06鉄塔9:14→9:40笹子雁ヶ腹摺山9:51→10:46米沢山10:55→11:31お坊山11:51→12:00東峰→棚洞山12:30→12:55入道山→13:05→13:53登山口13:56→14:24笹子駅



甲斐大和駅で降りた登山者は今回も僕一人。閑散としていてなかなかいい。
セブンイレブンで買い出しを済ませ、国道20号を東へ向かうが、歩道がやけに狭いし歩道自体無いところもある。なんでこんな設計にしたんだろう。大型車が頻繁に通っていて煩わしい。

日川を渡る橋も歩道が無く路肩も狭い。どうしようかと思って見回したら左に橋が見えたので遠回りして行ってみた。

もしかしたら私製の橋なのかな?いや私製にしては立派か。
これを渡りきったら民家の庭先のようなところを通って再び20号へ出る。だいぶ遠回りしたな。車道行っちゃえば良かったかな。

国道に出たら道の駅まで120mほどだが、歩道が無いので端っこを落ち着かない気持ちで歩く。
道の駅で着替えたり食べたりを済ませ、林道へ入った。

林道は最初のうちこそまともだったけど、進むうちにとても車が通れる状態じゃなくなってきた。よく見るパターンだ。

林道が左右に分かれる。正面がこれから登る尾根末端なので右へ行く。リボンがいくつも付いていた。

登り口。
取付きからプラスチック階段があった。なんだ巡視路なんだ。

最初から急坂だ。黒プラ階段とトラロープの組み合わせが最初しばらく続いた。山仕事用と思われるワイヤーも何箇所かで見た。

道の真ん中に石碑が現れ驚く。字は判読不能。

鉄塔があった。セーメーバンの尾根もそうだったけど鉄塔と植林がセットになっている。

これは米沢山かな?勝沼方面や大月方面も良く見えた。

相変わらずの急登を登って登山道に合流。

左側、白い標柱の裏から登ってきた。あまりジグザグを切らないからなかなかきつかった。もちろんここまでは誰とも会わず。

右にゆるく進んで笹子雁ヶ腹摺山到着。
富士山。
ここあんまり眺め良くないんだよな。大月市富嶽十二景の中では一番悪いかも。その次が高畑山倉岳山かな。

山頂でちょっと休憩後、米沢山へ向かう。

ここを歩くのは二度目だけどこんな気持ちいい道だったっけ?
退屈な道だった記憶しかないけど、感覚が変わってきたのかな。

途中のコブから本社ヶ丸方面がよく見えた。

岩場が出てきた。鎖もついている。右に巻く道もあるようだった。

米沢山。あまり眺めは良くない。
勝沼方面が樹間から見えた。


トクモリとお坊山が仲良く並んでる。また結構登らないといけないな。

トクモリ。標識等は見当たらず。
しかし感じのいい道だ。なんで前はこの良さに気づかなかったのか。

お坊山。ここも特に展望はない。
笹子雁ヶ腹摺山からここまで3人しか会わなかった。今日はどの山頂も独り占めだ。
宮后山、甲州高尾山方面。


お坊山を過ぎるとすぐに大鹿峠とお坊山東峰の分岐がある。
ここにはベンチがあった。
分岐からお坊山東峰を見る。ここから破線の道。

お坊山東峰も展望は無い。ベンチが設置されていた。

東峰から踏み跡がほとんど無い急な下りだったけど、よく見るとかなり大きくジグザグを切った道が付いているのに気づいた。なだらかな踏み跡があるなとは思っていたけど、尾根が分かれていく方へ下る踏み跡かと思っていた。

ちょっと藪っぽいとこもある。ここは左に尾根が分かれるのでリボンを目印に右寄りに進んだ。1215m付近。

藪っぽいところを抜けたら棚洞山手前のなだらかなコブに乗った。
左に巻道があるが、棚洞山へ寄るので尾根上を行く。

棚洞山。
相変わらず展望無し。滝子山がちょっと見えるくらい。

棚洞山から少し下ると山火事跡のような開けたところがあり、本社ヶ丸と鶴ヶ鳥屋山方面の展望が広がった。そっからまたも急下りが続く。踏み跡は薄いので、尾根が分かれるところでは慎重に進んだ。

入道山。後ろが棚洞山。

やっぱ山火事があったんだな。入道山の南側は焦げた木が目につき、足元には松の若木が密生していた。

この後も山火事の跡から南側の展望が時々開ける。かなり広範囲に焼けたみたいで、この尾根を降りきるあたりまで焦げ木を目にした。

下部に行くに従って尾根が分かれだすので注意が必要だ。
ちょっと迷うところがあったが、巡視路の標識が現れて導いてくれた。

鉄塔を過ぎてしばらくはなだらかに進む。

下に中央高速が見えてきて、もうすぐだなと思ったあたりから激下りが始まった。

見上げるとこんな感じ。登るのも大変だろうな。

踏み跡もテープも尋常じゃないくらいたくさんあるんだけど、確固たる道は無く、どう行ってもこけそうで怖い。木に何度も掴まりながら進んだ。

こんなとこを延々降りてきた。地質も脆い!

最後、赤テープが付いてる踏み跡なのに急で降りれなかったので、結局藪の中をくぐって降りた。なんてとこなんだ。

いや凄かったな。
砂っぽい崩れやすい地質じゃなかったらだいぶマシだと思うんだけど。




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