2015年5月10日日曜日

2014.9下旬 谷川連峰主脈縦走 2日目:越路避難小屋から天神平










2日目
  5:04 越路避難小屋発
  6:00 万太郎山
  6:59 大障子ノ頭
  7:18 大障子避難小屋 11分休憩
  7:44 小障子ノ頭
  8:25 オジカ沢ノ頭避難小屋 6分休憩
  8:41 オジカ沢ノ頭
  9:59 トマの耳
10:04 肩の小屋 10分休憩
11:36 天神平ロープウエイ駅



昨夜は結局小屋内に6名、外に6名となった。パンパンだ。びっちびちだ。
場所を譲って登山道にでも張りたかったけどあの風じゃなあ。

さて出発。
右に見えてるピークには行かず左の稜線を進んだ先が万太郎山。


振り返って。
今日は昨日と逆で、新潟側から強い風が吹いている。


さっきまで一点の曇りも無かった万太郎山。新潟側からガスが湧いてきて山を次々越えていく。

写真を見返してるとたまらない気持ちになる。幸せな時間だった。


雲の中へ入っていく。細い稜線に付けられたひとり分の幅の狭い道を、草木にこすられながら歩く。


万太郎山頂上付近の紅葉。今回紅葉はこの辺りが一番見頃だった。



今回モントレイルのマウンテンマゾヒスト・アウトドライミッドカットっていう防水の靴を履いてきたんだけど、歩き出してすぐに草の露で右足の靴の中は濡れ始め、やがてぐちょぐちょ音がするまでになってしまった。
初めて履いた時から右だけ水が染みてくるのに気づいてはいたんだけど、僅かだからと放置していた。くっそこの靴めコロンビアになってダメになったか?なんて思いながら歩いてるうちに左もびちゃびちゃに。結局スパッツが必要だったってことだね。

靴の中が朝までに乾かないかもしれないしこのまま歩いてるとマメができそうだし明日は雨予報だし、、、、とぐちぐち考えてる内に先に進む気がサクッと失せていった。よし帰ろう。雨具のズボンも無いし。


大障子ノ頭へ。
風は相変わらず強く、新潟側から群馬側へ雲が山を越えていく。

万太郎山を下りきった辺りで初めて人とすれ違い、それからちょこちょこ昨晩大障子避難小屋に泊まったと思われる人とすれ違うようになった。避難小屋に着くまでに10人位だったと思う。気分が良かったのでいろんな人に話しかけた。
僕と逆に谷川岳から平標山へ向かう人のほうがだいぶ多い気がする。昨日越路避難小屋に泊まったのもほとんどが谷川岳から平標山へ向かう人だった。



大障子ノ頭頂上を越えていく。途中の岩場は少しいやな感じ。登りだったからそれほどでは無かったけど下りは気を使いそう。



避難小屋が見えてきた。人が立ってる。
先の一番高い山がオジカ沢ノ頭。立派な山容で、しばらくはあれが谷川岳だと思っていた。


大障子避難小屋は広かった。越路避難小屋の倍くらいあって8人は寝れそう。テントも越路避難小屋の3倍は張れそう。
ここで肩の小屋から来た仲良さげな初老夫婦としばらく話してから出発。仲良し夫婦っていいなあと思う。




小障子ノ頭を下り


オジカ沢ノ頭へ登る。急坂だ。

きついのでちょこちょこ休みを入れながら登る。


おにぎりっぽい避難小屋。おにぎりを海苔巻状に伸ばした形。

内部。寝づらそう。



風の強さが伝わるかな。





中ゴー尾根分岐。もうすぐ終わりだ。


谷川岳へ向けての登り。肩の小屋の周りに人がたくさんいるのが見えてきて気分が下がっていく。


谷川岳斜面の紅葉は綺麗なんだけど、万太郎山の紅葉が懐かしい。
強い風を受けながら、靴の中はびちょびちょで、一人とつとつと歩きながら見た数時間前の景色が懐かしい。


終了。いやまだ終わってないけど、家に帰るまでが遠足だけど、もう気分は急下降してしまっている。一応トマの耳まで行ってから即下山にかかる。トマの耳からも景色を眺めたはずなのに全然記憶がない。
こんにちわこんにちわこんにちわと口にしつつ下っていく。若い女の子が邪気のない明るい笑顔で挨拶してきて明るい気持ちになる。無表情なまま挨拶を無視する老人男性に嫌な気持ちにさせられる。いくつになってもいくら疲れていても、せめて人を嫌な気持ちにさせないよう心がけていたいもんだ。なんて考えもすぐに消えて、心は朝方歩いた稜線に帰っていく。またあそこを歩きたいな。初夏がいいな。




1日目へ







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