東桂駅を出たところで、この前高川山に行ったときに見た、あのキャラに再会できた。
こう見るとやはりムササビキャラなんだろうな。リュックを背中に背負ってるのかと思ってたが、あれは飛ぶための羽根? みたいなものか。
駅で軽食と準備を済ませ出発。
山と高原地図に載っている天神宮経由の道を登ろうと思っていたので国道を西へ歩く。
セブンイレブンを過ぎ、ここを左折。
すぐ橋があり、たもとから富士山が大きく見えた。
そのまま真っ直ぐ進んだ突き当りに天満天神宮がある。
神社の裏から山へ登る道がついていることは多いので、今回もそうだとばかり思い込み迷わず階段を上っていったが、ここで左折して沢沿いから尾根に上がるのが本来の登山道らしい。
山梨神社庁のページを見ると、この神社は太宰府天神社となっていてなんでふたつ名前があるんだと混乱してしまう。宮というのは皇室にかかわりのある神社だけつけるらしいから、地元では天満天神宮と呼ぶが、神社庁としてはそう呼ぶわけにいかないということだろうか。地元でなんと呼ばれてるかが気になる。
お参りをした後、裏から取り付いた。
薄い踏み跡の急登だ。すぐ先に鉄塔が見えてる。
斜度がきつく、こりゃ雪が降ったら無理だなと思いながら登っていたが、どうも踏み跡が薄すぎるし急すぎる。と思ってたら踏み跡が無くなってしまった。
この日はのんびり富士山を見るつもりでこの山を選び、地形図は持ってきてない。山と高原地図を出してよお~く見ると、登山道は天満天神宮で左折して、沢沿いを進んだ後、この隣の尾根へ上がるようについていた。
なんだ早とちった。でも怪我の功名だ。単純な尾根だしこのまま登ろう。
距離は短く、標高差もそれほどあるわけじゃないが、急登ではあった。
藪はなくて歩きやすいが、北面なので暗いし、松葉の落ちた地面の色が寂しい。足元がぼさぼさしてる。
稜線手前までずっとこんな風景で、面白みはなかった。
送電鉄塔が見え、植林帯になる。稜線手前はうねったような地形になった。
しかしなぜ鉄塔と植林はセットなんだろう?
この裏から登ってきた。
右側が植林、左は自然林。
何年か前にここを歩いたが、その時はそんなことにまで目がまわってなかったなぁ。雑木が気持ちよかったのは覚えてる。
樹間からはところどころ三ツ峠や雁ヶ腹摺山方面が見える。
いつの間にか植林が途切れ、雑木一色になっていた。
最近は、葉がついた木々より葉が落ちた木々の連なりのほうに魅力を感じる。
山に登る回数が増えたので、自然の流れに感化されているのかもしれない。3月ごろになったら新緑が待ち遠しくなるんだろうと思う。
頂上直前は短い急登があり、ロープが張ってあった。
倉見山着。
富士山に向って縦長の山頂で、そんなに広くはない。
山頂から少し降りると展望所があり、展望はこんな感じ。
ベンチとテーブルが3組ほどあるのでゆっくりするならここがいいかな。大勢の人がくる山でもないので混む心配はないと思う。
相定ヶ峰。杓子山方面と下山路の三差路だ。杓子山の道は結構ハードだったなぁ。
この相定ヶ峰から無理やり切り開いたような隙間から富士山が見えるが、ここから先いくつも富士山が見えるところはある。
向原さくらを育てる会と書かれた標識がところどころで目につく。この会が整備もしてるんだろうか。見捨てられたような道を歩くのも悪くはないが、地元の人から大切にされていると感じられる道を歩くのは気分がいい。
里山らしく登山地図に出ていない分岐がいくつかあった。短めの山行にしたいときは、この山のいろんな道を探索しても面白いかもしれない。
標識に導かれ、富士見台まで降りてきた。ここで昼食。
富士見台からの富士山。
ところどころ祠が目につく。手入れもされてるようだ
大岩の横を通り過ぎるとき、もしやと思って振り返ってみたらやっぱり石碑があった。
登りだと目につくが下りだと気づきにくい。
寿駅着。
冬に登った尾根が後ろに見える。よくこの尾根を登ろうと思ったもんだ。自分のことながら不思議だ。
今日は早とちりしてしまったが、もう登ることもないだろう尾根を登れたのでまあいいや。
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